月間スカパー!8月号。矢沢永吉の記事は1ページのみ。
インタビュー部分だけ抜粋しました。
「ただ同じことばっかり、歌ばっかりやってきた。だから、僕は結構真っすぐなんじゃないですか。そして、真っすぐ本音も言ってきた。お金が欲しいとか、有名になりたいとか、上に行きたいとか。
日本の社会では、本音は口にしないほうがいいってことでマークされるけど、マークされるのがイヤだから、言いたいことを言わないってことはなかった。それが結果的に、今の矢沢になるための何かを守ってくれたんじゃないですかね」
98年に起きた30億円詐欺事件を記憶している人も多いだろう。
「あの時はもうダメだと思った。終わったなって。飲んだくれて、つぶれまくっていました。でも、そんな僕にみんなで囁くんですよ、『矢沢だったら返せる』『ボスなら返せます』って。それで本当に返せたわけですけど、あれはきっとみんなから暗示をかけられたんだね。囁きで(笑)」
「40年間本気で走ってきて、もうアルバムを作りたくないなら作らなくてもいいんじゃないっていう気持ちが、自分の中にあったかもしれませんね。でも1年ぐらいしたら、うずうずしてきてまた作るんじゃないですか(笑)」
なんと今作のプロモーションのために、自ら地方へも出向くという。
「60歳を過ぎて普通、そんなことしないでしょ? 30本以上も取材を受けますからね。矢沢はね、ジャニーズですから(一同爆笑)。でもそれを楽しく、面白がってやる。素敵じゃないですか」