1992/7/21 矢沢永吉 ニュースステーション出演 | 矢沢永吉激論ブログ

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久米さんと矢沢永吉との対談。

最初に武道館のライブのシーンが流れてその後対談。久米さんのこの言葉が印象的でした。

「さっきの武道館のシーン拝見しちゃうと、あれじゃなきゃって返す言葉もないですけどね」

全くその通り。説明の必要もない。

矢沢永吉にはザ・ベストテンなんて必要なかった。この時期既に矢沢永吉は自分で興行を立ち上げて全部仕切ってた。レベルが天と地ほど違う。

矢沢永吉に限って言えばベストテンどころか紅白に出る必要もない。NHKさんに頭を下げて営業に行って出演交渉する。狭いNHKホールで順番を待って先輩の歌手に挨拶して回る。

北島三郎とか和田アキ子のところに行って「よろしくお願いします。」武道館を埋められない歌手はそうしなくちゃならない。

NHKホールなんて3400人しか入らない。東京でキャパ3400は矢沢永吉には狭い。全国放送だと言って威張ってるがお茶の間で見ている人からしたら50組の中の一人。

ロックが好きなやつはそんな番組観ない。グラミー賞なら観るかも知らんけどね。

今はNHKさんはそれが分かってるから必死に出演交渉してる。矢沢からしたらどっちでもいい。

矢沢はいまツアーやってて12月は武道館。毎年10000円払って、1年で2回、3回来る人もいるからそれ以上払って10年、20年、30年、40年通ってくるファンが10万人も20万人いる。

興行を自前でやっててキョードーグループにピンハネされてないから取り分も多い。だから赤坂に15億出して自社ビル建てることもできる。

ベストテンに出るより紅白に出るより遥かに大変なことをやってるんです。

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1992年日本武道館のライブの後の出演です。

ロックンロールミュージックとは何なのか

自然で楽しく、気づいたら体が動いてる。
それがロックだ。

20年、よく疲れませんね

疲れますよ

ステージやってる瞬間は
そうじゃないですけど終わってから疲れます。
ステージやってる2時間は分からないですよ。

終わってから酒飲んでる時、
寝ちゃおうって感じですね。
20年前だったら朝まで飲もうみたいな。

20年間で1200回
観客動員が238万人
今年43です。

最近分かったこと、
楽しくないと人生ダメだなと
3年くらい前から感じるんです。

楽しいなとかサイコーだなとか
それがなかったら
どんなに成功しても
幸せじゃないんですよね。
それが分かってきましたね

久米さんの担当者が打ち合わせの時
日本だとロックミュージシャンで
金持ちはいないと
一人だけ例外がいる

やりがいがあるものを
常に銭カネじゃなくて持っておくことが大事。

最近もっと楽しくなってきました
楽しくやろうと思うと
制作費でお金がかかちゃうんです。

スケールを大きくしたいとか
電球の球買ってくるとか。
だけどプラスマイナスマイナスみたいな。
だけどすごく楽しいです。

ベストテンで何回も頼んだんですが
画面でお願いしたんですが
ご覧なってないでしょうけど
1回でいいから出てくださいって
お願いしたんですが結局出ていただけなかったですね

そうでしたかね
とぼけてるわけじゃないんですけど(笑)

さっきの武道館のシーン拝見しちゃうと
あれじゃなきゃって返す言葉もないですけどね

テレビってすごく力ありますでしょ
すごいと思いますよ
自分の表現してるものが
どれだけ出せるかってのもありますよね

誤解なんです。僕がテレビが嫌いだって
本当は嫌いとか好きとか考えたことないです。

演技とかあまりできないタイプです
自然の矢沢が出せて
ドキュメンタリーの内容ならぜひお願いしたい

照れ屋なんです
もっと慣れたいんです