カナには篤志という恋人がいる
付き合っている相手は元上司の藤木さん
秘密があるからバランスを保っていられると思っていたが・・・。
という展開。
5ページのうち3ページ弱が藤木さんとのシーン。
書くと失礼ですが村山さん、こういう描写が得意としか思えない。
今回は具体的な直接的な描写はなかったが不自然さを感じない。
年上の相手というシチュエーション的にBAD KIDSを思い出した。
恋愛小説の書き下ろし長編だと妊娠という題材がどうしても出てきますが短編ではそれは使わない。
性癖についての描写がメイン。
○同士の組み合わせが理想的なんてそんなの知るかよ。
客観的な取材だけで書けるのかという疑問は正直あります。
不満が残るとすれば抑揚が足りないこと。
短編だからどうなったっていいし別れちゃえよバトル万歳と私は思った。
でも村山さんは結末が曖昧なのが売りというのもある。
実は篤志は藤木さんのことを知っていて藤木さんも分かっている。
篤志は風俗だからルールを守ってると書いてはいますが風俗だって通ってればご指名というのがあるわけで同じじゃんというのは村山さんも分かってるんでしょう。
続編があるとしたらそっちに行くでしょうね、きっと。