6/26 SONGSプレミアム 矢沢永吉 | 矢沢永吉激論ブログ

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全国矢沢永吉激論学會集団。

前回の6/3のSONGS にインタビュー、ライブ映像を追加した内容でした。

今回もインタビューのコメントはほぼ完璧に起こしました。

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サブウェイ特急


大切にしてきたことですか


必死感とかね、必死。
上に行きたいとか、金持ちになりたいとか、ね。
オレはやるぞとか
必死感ていうのかな、あれは

欲という意味もあれば
もっと真っ直ぐ感という意味でもあるじゃないですか
僕はさんざん言ってきました

まだキャロルの頃でもね
むしろあの頃はそういうことはまだ言っちゃあまりよくないんじゃないっていう
風潮がある時代にぼくは一番最初に言ってた方だからね

上に行きたい。
言い切ってやらなきゃいけないよね。

風呂敷広げまくったらたたまなきゃいけないよね。
あれはよかったのかも知れないなと思いますね。
大事なことだったんだろうなと思います、いまは。

その時は分からない。
ただ本気で欲求ばっかりで言ってただけであって
迷惑被ってた人もいっぱいいただろうし

だけど今振り返ってみると、あああれは
それが大切なことだったのかもわかんないと思います。


時間よ止まれ

1980年 矢沢永吉 30歳

勝ちたかったのね
だからぼくはよくぼくの周りにいる
矢沢ファミリーの連中にもよく言うのね

お前ら、真ん中取るなっつーのね
2等賞はダメだぞ
1等賞にならなきゃいかん


黒く塗りつぶせ 1982年 日本武道館

YES MY LOVE
SOMEBODY'S NIGHT
時間よ止まれ
アリよさらば


I LOVE YOU, OK 
トラベリン・バス



1年間休んだ理由

武道館100回やるし、終えたら1回1年止めてみようと思ったんですね
止めて、よかったですよ

何を変わったわけでもないの
酒を飲む日々も変わらなかったしね

ぼえーーっと見てましたね
変わらないんだけどよかったんですよ

ああ、明けても暮れても俺にはライブとレコーディングと音楽、

人生しかねえのかとか言ってたけど
十分なんだよね、それで

1個あれば十分なんだってことが
分かってはいたけど止めたことによってはっきり分かりましたね


2006年 日本武道館の楽屋 開演直前

声がね、本番出る前に歌っとかないと本番、間に合わないの
本番前に歌っとかないと出てこないの

やっぱりああ、自分が一番コンフォタブルで気持ちよくてやったって生きてるって感じがするのは
やっぱりコンサートですね


勝った夜もあれば負けちゃったかなっていう夜もあるわけですよ
ライブの話ね、呼吸じゃないですか
オーディエンスと、ステージの上のヤザワとの

勝ったか負けたかですよ
だいたいね、4曲5曲で決まるんだよね
5曲ぐらいで決まっちゃう

人間て面白い
調子に乗るってことばがあるんですけど

僕は特にお調子もんだから
勝ててるとか勝ったと思ったら
普段動かないような動きが出てくるわけね

グワーンと出てくるわけですよ
オレって何者なんだみたいな


もう歳も60手前ですから2時間ちょっとのステージを
そのクオリティは負けないつもり

いまから20年前も10年前も負けない気でやってる。気はですね
まあファンのみなさんから見たら エーちゃん20年前そんなもんじゃなかったよって
言うかもしれないけど僕自身はふざけんなよ一緒だよみたいな

その後のシャワー浴びたときはがっくりきちゃう
やった分だけ来る

そのね、気だるさのダーっという中にね
今日はステージよかったよなっていう時のあの感覚ですか
あれはね、エクスタシーだね、もう


共犯者


コバルトの空


ストライクゾーンに直球でストーンと入れるようなアルバム、作りたいと思いましたね。
ちょっとどうだい、俺たち作り手の音楽はというしょってる部分とか一切かなぐり捨てて
もう、どうだい、気持ちいいだろ、これだよね、

直球はっていうような音楽作りたいなってことは
4-5年ぐらい前から思ってましたからね

だから僕3年間レコード出さなかったんです
ほいで、ここに、これ作って
たぶん、オーディエンス絶対喜ぶと思う


コバルトの空



60歳の矢沢永吉


僕はねえ、50歳になる時も、ショック大きかったんですよ
40までは「まあ俺たちは?」みたいな感じあったんですけどね
50って言ったときはね、「ええっ?G10かよ」

僕ら音楽用語で「ツェーデーイーエフゲーアーベーツェー」って
ドレミファソラシドのことをツェーマンデーマンゲーマンってバンドマン用語であるんですよ

最近はもう使わなくなったけど僕も結構あこがれて昔は使ったんですけど
「G10」ですよゲージュウ50ですよね

50歳かよって抵抗ありましたね
入ったらもう、そうだって言い切るしかないから
でも今回さすが60の時はね、60かよってほんと思いましたね

だけどね、僕は信じてるんですよ
色気とかセクシーとか同じ意味だとしてもですね
色気を見せる、発散するっていうものは

ピチピチの20代30代のピチピチのみが色気だと思ってませんからね
種類こそ違うけど50、60だからこそ出てくる色気が僕絶対あると思いますね

それは20代30代の時はどうあがいても出なかったもの
それがあるはずだからそれをちょっと前面に押し出せて
キャーとかピーとか言わしたいね


矢沢永吉 with Girls Band

アリよさらば

0103
Bass Tokie
Dr. 平田智美
Gt. 菜花知美(Detroit7)
Key. 力石理江


布袋寅秦との対話


もの凄い面白くなると思う
最初はドラムとベースも入れてやろうかと思ったんだけど

ちょっと他のラインナップとバッティングするのもあるから
ここだけ独立な感じの方が絶対面白いなと思うから

弾き語りの世界みたいな
エレキで布袋がやって布袋がリズム、バースんとこ取って
ソロになったらエレキでカーーーッとエレキでソロ入ってく

わざとベース、ドラムちょっと外して
ラインナップ、トータルの他の曲とのバッティングも考えて非常に独立があるような感じにするから
絶対面白いと思う


もうひとりの俺 矢沢&布袋


布袋さんのコメント
瞬発的なもの、それこそがロックンロールだし

どっかそこで壊していくもの
そのスピリットがロックンロールだし

それがやっぱり矢沢永吉のスピリットだと思うんですよね
凄いボーカリストの横でギター弾くことの喜びを

また久々に思い出したというか心から感謝してますけど、うん。


星に願いを

When You Wish Upon a Star


矢沢永吉 娘へ

お嬢さん活躍されてますね?

活躍って入口にも行ってないですからまあ
本人がどうしても好きだって言うんだから


本人がどうしてもやりたい

どうしても好きだ、どうしてもやるんだって言うから
ああそうって言うしかないじゃないですか

お前、腹くくってやれよと
腹くくってお父ちゃんどうにかしてくれって言うんじゃねえぞって言うしかないですよね
それでいいと思いますね

ひとつだけよかったと僕が思うのは

僕は最初はもうやめなよってさんざん言ってた方ですから
やめときなって

だけど、たぶんうちの娘のみならず
これがたぶんいまの日本の若者も何も

全部共通してることじゃないかと思いますけども
夢中になれるもんがあっただけでよかったんじゃないですか
結局要はそこじゃないですか

うちの娘のこと言ってるわけじゃなくて
夢中になれるものがあるのかないのかで決まっちゃうじゃないですか
大きさの問題ではないです
その人なりに


そう言った意味じゃ僕はうちの娘
どうしてもお父さんやりたいって言った時

「OK、そこまで言うなら腹くくってやれよ」って言うしかないですよね
よかったんじゃないですかね、それで



YES MY LOVE

Gt :山本恭司
Key :鶴来正基
Per :カルロス菅野
Cho :NORIKO LEWIS
Cho :松岡奈穂美
Cho :比山貴昹史



東京ドーム

「ROCK'N'ROLL」in 東京ドーム

僕も待ってるし
ファンだけじゃないですよ
僕も待ってましたし

一緒に時代を振り返れるような曲順とかいうようなあるだろうなとか
曲の選び方とかあると思いますよね

そこには僕なんてやっぱりもう
5年10年じゃありませんから35年とも37年ともいうやってるわけですから
ファンだって30年来のファンもいっぱいいるわけですよ

もちろん、コマーシャル、テレビの影響で

ここ5年位前になったほやほやですって人もいっぱい来るでしょうし
だからこう、その時代、その時代で

グッと音楽ってそういう力ありますからね

ある曲が流れたらおーーーっとっとっと

これは俺がちょうど30のあの頃の時にいまの嫁さんと知り合って

一緒に口説く時にこの曲流しながらデートしたよってことが流れて

それからいろいろあったけど

まだ別れずにいたってならその曲流れたら泣いちゃうよね


というような、音楽にはそんな力があるのかなと思ったりしますけどね



A DAY


矢沢永吉のROCK


やっぱ欲しいもの、手に入れるために、必死感とか
やっぱり理屈ぬきにストーンと入ってくるドキドキ感とか
だからロックが好きで?みたいな


だから海の向こうに本場に憧れたから
じゃあ行ってやろうよ

LAに行って向こうのやつらと混じって本物を見てくる
びびっちゃって


何だよ、俺たち日本でエイキチヤザワとか
僕がちょうどゴールドラッシュの頃とかピーク迎える頃です
後楽園球場、今の東京ドームですかやってドーンと

なんだよニッポンでヤザワがどうのと、まだまだこんなもんですよ
外行ったときわかったね
外行ったとき日本のロックまだまだみたいな
世界から見たら


まあでもいまはもう日本であろうと何であろうとオリジナリティ持って
もの凄いいいミュージシャンとかね
音楽は出てきてると。


それはそういう流れがあったからですよね
だからそれも何も含めてロック
ロックはいいじゃないですか

そういうことも何も全部含めて
こう僕はロックをやれてたこれからもやりたい

それを僕は職業としても持ててる
俺は幸せだなあと最近は思いますね


PURE GOLD


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