サンデープロジェクト 竹中平蔵さんと堀紘一さん。 | 矢沢永吉激論ブログ

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この辺の人が出てくると久しぶりに面白い議論が聞けました。

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双日総研の吉崎さんから外貨準備の運用にヘッジファンドの手法を取り入れたらどうかという質問に、
「結論から言うとすべきだと思います。
4年前に私自身が経済財政諮問会議の時に出して、財務省は大反対でした」
しかしシンガポールも韓国もそういう方向にある。
中国は1.3兆ドルをアメリカのヘッジファンドに運用を任せている。
運用を民間の専門家に任せる外為会計の民営化は必要。

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NYダウが下がっているのはサブプライムローンの焦げ付きが原因。
日本では住宅ローンと言われているが実際には住宅を担保にしたローン。
3000万のローンを月8万払っている人がいて何らかの要因で金利が下がると借金の上限が上がるシステムがある。
キャッシュバックが入ることもあり人によってはただ飲み食いに使ってしまう。
しかしこれは日本にはないシステム。

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日本の家電業界は経営者の考え方が遅れている。
人口1億の国のマーケットにこれだけの企業が乱立するのは非常に危険。
近い将来インドや中国の会社が買いにくる可能性があり、スティールパートナーのような件は今後もあり得る。
広い視野で見れば会社の防衛ではなく高い賃金を払い、雇用が増えるのはいいことであり国内企業同士のさらにライバル企業との株の持合いを防衛策とするのは企業価値の向上にはつながらない。
ウィンブルドン現象といわれるがイギリスの法人税の2割はシティの企業が払っている。

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次の日銀総裁に竹中さんを推す動きがあるがどうか?
「私は公職に就く気はありません。
自分の意志で公職を離れていまは民間で自由に議論をさせていただいているので・・・」
確かに公職の時は大変だったから気持ちは分かる・・・。
いや我々一般人に分かるわけないけど。

バーナンキと竹中、面白いかも。

しかし竹中さんがその辺の政治家と違って極めてバランス感覚のある真っ当な人だということはよく分かりました。
政治家時代の竹中さんは用心深くていくら田原さんに突っ込まれても尻尾を出さなかったけどようやく本音を言えるようになったという感じです。