第595話 詳細バレ

表題:"宣誓"
扉絵:巻頭(麦わらの一味)

━━偉大なる航路 シャボンティ諸島付近━━


船員「えー?まだ入らないんですか?新世界!」


ロー「時期を待つと…そう言ったんだ」「慌てるな…ひとつなぎの大秘宝は逃げやしねぇ…」


船員「でもホラさっそく黒ひげの奴らが暴れだして…」


ロー「潰しあう奴らは潰し合ってくれりゃいい…つまらねぇ戦いには参加しねぇ!ゴチャゴチャ言ってねぇで黙って俺に従え!取るべきイスは…必ず奪う!」


船員達「船長ォーー!!」



━━新世界 とある冬島━━


海賊「ここは"四皇"カイドウ様のお気に入りの島でね…俺はその守備を任されている」


ドレーク「……で…どうしろと?」


海賊「どうしろという訳じゃねぇが…警告したのさ…あの人を怒らせねぇ方がいいぜルーキー」


ドレーク「つまり…もしお前の首でも取ればカイドウが黙ってないと」


海賊「そういうことだ…分かったらさっさと…」


ドレーク「だったら話が早い」


恐竜に姿を変えるドレーク…。



━━新世界 とある春島━━


大量のイノシシに追われているオンエア海賊団…。


アプー「走れ!あんな凶暴な猪の大軍敵うワケねぇ!!」


部下「前方崖です!!」

アプー「構わねぇ飛べ!!」


崖から飛び出すが、落下しない…。


アプー「は!?」


海賊「アプー船長!俺達も猪も!空走ってますけど!!」


アプー「見りゃわかる!どうなってんだ!この島はァァ!!」


━━新世界 とある燃えさかる島━━


サンファン・ウルフの足が海の底に付いている…。


ウルフ「あっつー…足ギリギリだ…体に力も入らねー…痛っ…魚に噛まれつった」


黒ひげ「ぐちぐち言ってんじゃねーよウルフ!おめぇのせいで丸太舟がイカレそうなんだよ!おめぇの為の交渉だぞ!」


シリュウ「そもそもあんな丸太舟で新世界を渡ろうというのが無茶な話だ」


黒ひげ「こんな事ならマリンフォードで軍艦1隻奪ってくるんだった」


バージェス「物には愛着ってもんがあるだろう!?」


シリュウ「不用意だってんだよ…お前ら全てにおいて」


ピサロ「俺に仕切らせろ!船長を代わってやろうかニャ!ティーチ!」


ラフィット「ブチ殺しますよ…ウチは黒ひげ海賊団です」


ドクQ「天は既に運命の全てを知っているのだ…ああ……」


ショット「酒がもたねぇ!早く町のある島へ行かんのんか!?」


デボン「そうそう船より私は服が欲しいわ!囚人服はもうまっぴら」


オーガー「様子を見てくる…余りに遅いな」


黒ひげ「全くだ!コイツらもシビレを切らしちまうぜ!………なぁ…ジュエリー・ボニー!!」


腕を鎖で建物に巻きつけられているボニー…。


黒ひげ「おめぇみたいな小娘によく"億"って賞金が付いたもんだ…新世界は選ばれた強者の海だ! 南の海から長旅ご苦労だったなぁ……おめぇはここで脱落だ!ゼハハハ!!」


黒ひげ「仲間にするにゃあ弱くて要らねぇが…どうだ…俺の女になるなら連れてってやってもいいぜ…この先の海へ…んん?」


ボニー「…っザケんじゃねぇよ!!ヒゲブタが!!」


ティーチの顔面を蹴りとばすボニー…。


ティーチ「くぁーーダメだ下品で要らねぇ…女は品が大事だろ?下品なのは仲間達だけで充分だぜ!予定通り軍艦1隻と交換だ!!」


オーガー「船長!見えました!海軍が!」


ティーチ「約束の軍艦は持って来たろうな!」


オーガー「軍艦はあるが渡す気はないらしい!」


ティーチ「あ!?なぜ分かる」


オーガー「赤犬が乗っている!!」


ティーチ「畜生!そういうのはまだ望んでねぇんだよ!ズラかるぞ野郎ども!」


黒ひげの一味は撤退…。
ボニーのもとに軍艦から降りて来た赤犬たちがやって来る…。


赤犬「黒ひげは…?」


海兵「もういません!」


赤犬「お前が政府から逃げたと聞いた時ぁヒヤリとしたがのう…だがもう全て終わった……」


ボニー「…お前たち!絶対に許さねぇからな!!」



━━赤い土の大陸 聖地"マリージョア"━━


謎の男「消えた…?」


ドフラミンゴ「ああ…正直に言うとな…ものの例えじゃない…本当にその場でパッっと!…フッフッフッ…驚いた…カゲカゲの実にあんな技あったか?」


謎の男「笑い事か!!」


ドフラミンゴ「大丈夫だ…もうほぼ命は尽きてた…何をしようと手遅れだ…ゾンビにでもなって蘇ったりしねぇ限りな……フッフッフッフッ!お似合いだがな!」


謎の男「いい加減な仕事をしやがって!」


ドフラミンゴ「ん!?お前調子に乗るんじゃねぇぞ…いつから俺の上司になったんだ?」「お前らが政府内でどれ程の権限を持ってようが俺は海賊…関係ねぇ!!お前らとの取引が面白くなくなったら俺はいつでも七武海を辞める!よく覚えときな!」



━━南の海 トリノ王国━━


原住民「タヌキチーいつかまた来いって言ったけどいくらなんでも早すぎるどー」


マスクを付けてるチョッパー…。


チョッパー「いいやそれは違う!人違いだ!似ているが俺はあいつの友達チョッパーマスクだ!」


原住民「ムリあるどタヌキチーおめぇ戻って来るのにバツが悪くてそんな変装してるんだど」


チョッパー「ち…違うぞ!」


原住民「そんな意地の悪いこと言うもんでねぇど…こういう時はそっと見守ってやるのが…」


チョッパー「もういいよ!その優しさ痛ぇよ!! 」


マスクを投げ捨てるチョッパー…。


原住民「あ…タヌキチ」


チョッパー「実は急にやんなきゃいけない事ができて…もう少し居させてくれ」


原住民「なんでもいいどーお前なら歓迎だー!」


チョッパー「あのデカい樹の上には図鑑でも見た事ない植物がたくさん生えてた…研究させてもらおう!体力もパワーもつけなきゃな…!忙しいぞ!」


村の図書館を研究の為に使わせてもらえるようになったチョッパー…。


チョッパー「この島には強い薬になる植物が多い」


原住民「製薬技術はあるのに鳥達が邪魔をして薬が作れず困ってたんだど」


チョッパー「この島の奴ら見た目で判断してたけど…よく考えてみれば武器もやたら機械的だし…見た目頭弱そうな部族だけど実はすげぇ文化水準の高い国だここは…学べる事が多い!」


原住民「タヌキチ…お前今心で喋ってたつもりかもしれねぇが声出てたど…前半すげー失礼な感じで」


チョッパー(この国で…俺にはどれだけの事ができるかな…)



━━チョッパー回想━━


「雪男だー!怪物だー!!」


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チョッパー「海賊って?」


ヒルルク「海にはそういう奴がごまんといる」


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ルフィ「うるせぇ!!行こう!!!!」



━━回想終わり━━


チョッパー(ルフィが連れ出してくれた海……俺は付いていく事に必死で…ルフィに何をしてやれたかな)


シャボンディ諸島での一件を思い出すチョッパー…。


チョッパー「もうあんな思いすの…嫌だ」


チョッパー(ルフィはもっと辛かった筈だ…お前が仲間にしてくれたから俺はもう誰かに何と言われても平気なんだ……お前の力になれるなら…俺は本物の怪物にだってなりたい……!)


チョッパー「ルフィーーーーー!!」「…俺…必ず!!強くなって見せるぞォーー!!」





━━偉大なる航路 カマバッカ王国━━


イワ「あの新聞何だったっチャブルの?急に落ち着いたわね」


サンジ「俺はルフィの仲間だから分かるメッセージを受け取ったんだ…あの誌面から!俺とあいつが仲間だと信じねぇなら教えねぇよー」


イワ「ムカツクこいつ…」


サンジ「ん?オイ…このメシ作ったのどこの誰だ?」


イワ「あらヴァナタ中々違いが分かる男ね」


サンジ「味もいいが…妙に力が漲るようだ」


イワ「これは攻めの料理!!これを作れるシェフは島に何人もいるわ!」「世界中の人間が100%毎日ミルクを飲んだら世界から犯罪が消えるって…信じる!?」「見て!この島のキャンディ達の強靭な肉体美!優しい心!!」「食事は環境!!体格・性格・人体の全てを作り上げるもの!攻めなきゃ損!!」


サンジ「料理で体を作る…?そんな考え方した事がなかった……毎日のメシであいつらの体作りの補助ができるのか」「それに!!ナミさんやロビンちゃんが今以上にセクシャルなBODYになったらどうしよう!!」「俺……もう…どうしよう!!」


イワ「コイツどうしたらいいの?」


サンジ「燃えてきたぜ!俺にその攻めの料理伝授してくれ!!」


イワ「答えはNOーーー!!!」


蹴っ飛ばされるサンジ…。


イワ「この"99のバイタルレシピ"はカマバッカ王国に伝わる新人類拳法奥義……花嫁修行の1つ!!どこの馬の骨とも分からないヴァナタに教えるわけにはいかなッシブル!知りたきゃ心を乙女に!新人類拳法を学ぶのね!!」


サンジ「断る!!俺はレディーとお友達になる為に生まれてきたわけじゃねぇ!レディーを愛する為に生まれてきた!!男だ!!!」


イワ「ヒーハー!なかなか筋の通ったヤツね……気に入った!いいわ…チャンスをあげる!この島にいる新人類拳法の師範99人にそのレシピを1つずつ渡しておくわ」「海賊だと言うのならその全てのレシピを奪ってみなさい!ただし!こちらは昼夜問わず国中の新人類達がヴァナタにスイーツドレスを着せにかかる!それで男が保てるかしら!?」


イワ「ヴァナタvs新人類拳法総本山!!この戦いに勝てば船もあげるわ…望みは全て叶えてアギャブル……敗けたらヴァナタ…男でいられるかしらね?ンーーフフフ」


サンジ「全てに勝った時…俺は今の数倍強くなってそうだな…」



━━サンジ回想シーン━━


ルフィ「おいコック!お前仲間になってくれよ!俺の海賊船のコックに! 」


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ゼフ「あいつをよく見ておけサンジ……全身に何百の武器を仕込んでも…腹にくくった1本の槍にゃ敵わねぇこともある」


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サンジ「お前さ…オールブルーって知ってるか?」



━━回想終わり━━


サンジ(おいルフィ…お前……負けんなよ!次…無事に会えたら…お前が海賊王になる為に…俺は料理人として世界一のサポートをしてやる!!この地獄を生き抜いて!!!!)


サンジ「その勝負!!受けて立つ!!!!」





※合併号の為、8月16日のジャンプは休刊ですしょぼん