診察とカウンセリングの違い | 抑うつ改善・治療についての基礎知識

抑うつ改善・治療についての基礎知識

~家族が頼りにならなくても治せる~

 

診察とカウンセリングの違いを知らない方が少なくないようなので、簡単に書いてみます。

 

 

 

<診察>

 

医師による診察です。

 

症状や状態を聞き、それに合った薬を処方します。

 

場合によっては生活上のアドバイスをしたりすることもあります。

 

時間は長くても10分~15分程度でしょうか。

 

健康保険が適用されます。

 

 

 

 

 

<心理カウンセリング>


カウンセラーがクライエント(来談者)と会話することで、状態の改善を図ります。

 

 

時間や料金面で利用しやすい「メールカウンセリング」などもありますが、可能であれば対面式(実際にカウンセラーと会って話す)が一番効果があると言われています。

 

 

基本形と言える「傾聴型カウンセリング」では文字通り聴くことが主で、カウンセラーがあれこれ指示を出すことはほとんどありません。

(場合によってはあるかもしれません)

 

 

病院内で受けられる院内カウンセリング以外は健康保険適用外です。

 

 

対面式の場合、時間は60分程度が多いですが、カウンセリングルームの方針によってはもう少し短かったり長かったり。

 

 

料金は8,000円~10,000円前後が主流だと思います。

 

 

なお、カウンセリングルームは病院と違って、必ずしも病気の人だけが利用するものではなく、健康な人も利用できます。

 

 

 

 

もう少し詳しく。

 

 

 

「診察」は最初は1週間から2週間に一度、症状が落ち着けば1ヵ月に一度程度にできます。

 

 

内科などと同じで薬の処方が主です。

 

(外来の待合室の雰囲気も内科などと変わりません)

 

 

いわゆる「うつ状態」(ストレス性などの)の場合は症状が無くなれば治療終了ですが、再発予防のために半年~1年ぐらいは薬を飲み続けるほうが良いと言われています。

 

 

病気の種類によってはずっと薬を飲み続ける必要があります。

 

 

と聞くとがっかりしますが、糖尿病とか血圧とかと似たようなものだと考えてはどうでしょうか。

 

 

心臓でも何でも、薬を継続的に飲みますよね。

 

 

 

 


「心理カウンセリング」は、最初は可能ならば毎週、料金面や時間の面で難しければ2週間に一度。

 

 

このあたりはカウンセラーと相談してください。

 

 

落ち着いてきて「たまに行けばOK」という状況になってくれば月に一度程度ということもあるかもしれませんが、できれば2週間に一度ぐらい行くのが良いです。

あまり間を空けると、自分の側が前の話の感覚を忘れてしまうため。

 

(カウンセラーの都合でなく自分のためです)

 

 

数回で終わることもあれば、数年またはそれ以上通うこともあります。

 

 

これは行ってみないと分かりません。

 

 

というのは、カウンセラーとクライエントの双方が「もう終わって良さそうですね」と納得感があったら終了、だからです。

 

 

※「もうやめたい」と申し出ることはできるし、良くはありませんが途中で行かなくなる人もいるようです。

 

 (ただし、予約しておいて連絡なしで行かないというのはやめてくださいね。キャンセル連絡はしてください

 


⇒カウンセリングの使い方の詳細については後日改めて書きたいと思います。

 

 

 

 

 

DSC_4204.JPG

 

千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館の庭園。

 

季節により様子が変わります。秋なら紅葉。桜&ツツジの時期は超混雑します・・・。

 

びっくりOMG! 庭園は台風の影響で2020年1月下旬(予定)まで休園中だそうです! ※美術館はやっています。