2018年1月15日 中日新聞

13日に始まった大学入試センター試験の「地理B」でアニメ「ムーミン」の舞台になっている国を問う問題が出題されて反響を呼んでいます。

実は、最初に知ったのは同試験を受けた長男によるもの。長男曰く、「不正解だった受験生とみられる人たちの書き込みでムーミン公式サイトが一時、炎上気味になった。」ということ。確認すると確かに…

この問題、バイキング、ムーミンが北欧の文化、舞台であったことは認識があったものの私も結局答えは判りませんでした。
2018年1月14日 中日新聞

大学センター試験の意図する答えは「フィンランド」のようであります。
(公表は選択番号なので「意図する答え」と表現)

確かにムーミンの作者「トーベ・ヤンソン」はフィンランド出身でありますが、炎上コメントのひとつに挙げられるようにムーミンの舞台はムーミン谷であり、ムーミン谷がフィンランドの記載は確認きたところありません。

某大手予備校によると、バイキングがノルウェーに関連していることと、例示されたスウェーデン語とノルウェー語の類似性を理解していれば、解くことができるという。担当者は「ムーミンを知らないことを前提として出題したとみられ、正解を見つけることは可能だ」としています。

しかし、質問は「ムーミン」の舞台になっている国を問う問題であり、消去法で当てるのが目的ではありません。要は正しいか否か。

近々、平均点等 大学入試センターより公表されると思いますが、対応に注目したいものです。

「問われる思考力」と中日新聞は記載していますが、前提は正しい事項であること。

今の受験生は「ムーミンを知らない子供達」かも。

いみじくも、ムーミン公式サイトのツイッターは「ムーミンの舞台はフィンランドかノルウェーか…という問題がセンター試験で出て、お怒りのみなさんも多いようで…。まだまだ知られてないんだな、と反省、もっと知ってもらえるよう公式サイトも頑張ります!これを機にムーミンの世界について知ってもらえると、うれしいな」と粋なつぶやきをしているようです。

メディア関係者が「ムーミン」をどんどん取り上げるとムーミン関係者も喜ぶのでは…