恐山3で、イタコさんたちの世話をし、恐山4で霊の情報をくれ、薬2でいろんな薬の説明をしてくれた「K君」は、青森高校の同期生の「川岸君」です。何回も「ブログ」で使わせていただきました。


その川岸君が昨日亡くなりました。12月に入院し、すぐに退院したのは、いろんなところに転移していて、手術もできない状態だったからです。2月に浅虫温泉で会って薬の説明を受けたときは、もう本人は宣告されていたようです。その気配も感じさせず、淡々としていました。


戦前の旧制高校のように、ひたすら「バンカラ」でした。マントをはおり、破けた帽子にズボン、洗濯したことの無いようなガクラン、それに「下駄」。もちろん、てぬぐいをぶら下げて。有名人でした。修学旅行の京都では、唐草模様の風呂敷を背負って市内をその格好で歩いていました。


下着は当然「ふんどし」です。ふんどしを身に着ける高校生を、私は他に知りません。


平均余命からいけば、あと30年くらいあるのに。


一月前に生まれた「孫の笑顔」がつらかったです。