やげん温泉と読みます。下北半島のブナの原生林の中にあります。何軒かの、旅館やホテルはありますが、娯楽施設はありません。恐山からも大畑町(むつ市に合併)からも行けます。


薬研とは漢方薬の原料をすりつぶす道具です。温泉の源泉がその「薬研台」に似ているので名づけられたそうです。名づけたのは、「大坂夏の陣」で敗れ本州の最北端まで逃れて来た「豊臣」の残党達といわれています。


泉質は単純アルカリ泉で、透明でちょっと熱めです。山の中の温泉なので料理は、山菜、川魚中心で海の幸ばっかりの「下風呂温泉」とは全然違います。秋の薬研渓流の紅葉は見事です。


「かっぱの湯」という無料の混浴露天風呂があります。川のそばにあり、橋の上からよく見えます。


木の実ナナ(山口警部補)さんと古谷一行(左近警部)さんの「混浴露天風呂殺人事件」で、左近警部が橋の上から露天風呂に手を振ると、露天風呂の女子大生たちが手を振るという定番のシーンにピッタリの露天風呂です。


調べてみたら、やっぱりそのシーンは放映済みでした。