国民に「納税の義務」があるからといって、すべての国民が確定申告するわけではありません。給与収入のみのサラリーマンの場合は「年末調整」ですみます。


自営業者が全員確定申告をするわけでもありません。


所得税法では

1.計算して納めるべき税金のある人は確定申告しなさい。

2.計算して税金の戻る人は、確定申告してもいいよ。

3.それ以外の人は、申告してもしなくてもどうでもいいよ。

細かい部分はともかく、これが基本的な考え方です。


徴税費(税金を集めるための費用)を効率の面からみると、税金0円や税金の戻る申告は無駄だからです。


そのため税務署は全員に申告に来られたら「パンク」する程度の組織・体制になっています。


所得税のでない人は「なるべく市役所や町村役場に行ってほしい」という「口に絶対出してはいけない本音」があります。