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今日は先週行われたチャンピオンズ・リーグ決勝です。
バルセロナVSマンチェスター・ユナイテッド。
ロンドンでチャンピオンズリーグ決勝が開催されるのは19年ぶり、そして両チームとも初の優勝はともにこのウェンブリーで4度目の欧州制覇の証、ビッグイヤーをかけた戦いです。
まず前半、序盤はマンUのペース、高い位置からのプレスでボールを奪い、速攻のカウンター、またはロングボールでイニシアチブを奪います。しかし、10分を過ぎると少しずつバルセロナのポゼッションがあがり、一気にバルサペース。24分、シャビがボールをもったところでバイタルエリアでペドロが中→外へと自分でスペースを作り、シャビがDF陣を引きつけ、そのスペースにスルーパス。ボールを受けたペドロがファンデルサールの体勢を見つつ、ファーへ打つ体勢でニアへ流し込みゲット。シャビ、ペドロそれぞれのプレイに鳥肌が立ちました。その後、マンUの反撃、34分、ボールを奪い、ルーニーが前線でボールを受け、ギグスとのワンツーからルーニーが冷静にきれいなシュートで同点弾。このときもギグスがルーニーからの早い難しいパスを冷静に折り返したのはベテランらしいプレーでした。このまま、前半終了時点でポゼッションはバルサ67%、マンU34%と対バルサ戦で確実といっていいほどの結果でした。
そして後半、マンUは序盤から前半の疲れからか、勢いはなく、ずっとバルサペース。54分、メッシがボールをもつと得意のバイタルエリアの右サイドから中に入ってミドル。このときの足の振りがコンパクトで速く、ファンデルサールも届かず、バルサが引き離す。前半、ずっとメッシはドリブルで仕掛けていませんでしたが、後半になってからガンガンドリブルで仕掛けるようになり、マンUは足がとまったことに合わせ、DFラインが上げられませんでした。そんな中、バルサはないはずのDFの裏を狙ったり、ドリブルで仕掛けたり、ミドルを放つなどその場その場でベストの攻撃を繰り返すようになり、完璧といっていいほどバルサのペースになりました。特に69分、ペドロが留めの一点を入れるのですが、このときもメッシのしかけから、マイナス方向への折り返しにビジャが一度ボールを止めてから冷静に外から中へ巻いてくるシュート。きれいに右隅に決まりました。
そのあと、マンUも意地で攻めますが、後半初のシュートが71分。その後、バルサゴールを脅かすような攻撃はできず、結局前半の一点だけがマンUの唯一の見せ場でした。そのまま試合は終了し、3-1でバルサの優勝が決定しました。
近年のユーロ、W杯、CLとずっとスペインのポゼッションサッカーが世界を制するようになりました。どうやったらこのフットボールを倒すことができるのか?今後の課題はこれに決まりそうです。
バルサ、スペインがやっているサッカーは基本に忠実、ボールを止める、セイフティなパスを早くつなげ続け、確実にゴールを決めると特別なことはしていません。ただ基本を正確に、早くしただけ。基本が高いレベルで実現するというのがバルサのフットボールであり、近代サッカーの頂点です。その高いレベルで実現するには全員高いレベルの選手でいる必要です。
バルサファンにとっては特別なシーズンになったかと思いますが、このままバルサがタイトルとり続けるのはちょっと悔しいし、つまらない。来年こそ、UCLで他のチームがバルサを倒してGiant Killingを成し遂げるてくれることを期待したいと思います。
これ今シーズンが終わりました。
6月から8月まで寂しいですが、来シーズンを期待しつつ、8月からのシーズン開始を待ちたいと思います。
Jリーグもありますしね。