おかげ様です。

不動産コンサルティングマスターの村上哲也です。


今、カーペンターズのベストアルバムを聴きながら書いています。

とても穏やかな気持ちです。

しかしながら、本日の文章は、ただの文句のみです。

ですので、良い子のみんなは読まないほうが賢明かと思われます。

優しいカーペンターズを越境して、不満と懇願たる文章です。



事案としましては、相続からの不動産売却です。

50年弱前の出来事から初まる事案なので、とにかく情報が足りない。

みーんな、知らないのです。

自己の所有地に第三者の給水管が埋設されています。現在の地目は宅地です。


とある地方都市である◯山市役所の上水道管理の担当者に聞きました。

「この上水道管の所有者を調べたいのですが」と。

すると、「上水道管路管理センターが管轄だから、そこで聞いてください。教えてくれますから、うちではわからんから」と。


およそ、車で市役所から15分程度のところに、それが所在します。

担当のフロアーに行き、「すみませーん!」と三回言ってはじめて「なんでしょか?」と、椅子から立ち上がってやってきてくれました。花金(死語か?)目前の終業手前だから、窓口対応なんかしたくないのでしょうか。まあ、そんなことはいいんですが。



ちなみに、同じようなことを数ヶ月前に調べたら、きちんと調べて教えてくれました。



今回、「ここに給水管があるみたいなのですが、所有者を教えてください」

窓口対応「えー、ちょっと、えー、それは」

村上、市役所から、ここに行けば教えてくれるから、ここに行ってくださいと言われたこと、また前回は普通に教えてくれたことを伝える。

窓口対応「えー、水道工事業者の人ですか?」

村上「違います、不動産調査のために来ています」

窓口対応「水道工事業者さんなら、えー、あれなんですが、えーと、あ、どうだろ」

って言ったあと、5m先のパソコンで仕事をしている人に耳打ちして、どうやら教えていいかどうかを指示を受けています。


戻ってきて、窓口対応「えー、ちょっと教えられないんですぅ。今いろいろ厳しくてですねぇ〜。個人情報ですからねぇ〜」

村上「不動産の契約の前に、我々は、買主に対して、説明義務があるんですよ。だからこうやって調査をしています。それでもダメですか?水道工事業者には伝えて、我々にはダメ。根拠はなんでしょか?」

窓口対応「いやぁ〜、いろいろと厳しくなってましてですねぇ」

村上「絶対にダメですか?」

窓口対応「えー、まあ、はい」



おそらくという想定ですが、調べたい給水管の所有者は隣地の人かと思います。ですが現在、かなり老朽化している空き家です。所有者は他界。相続人にたどり着けたとしても、当時の水道管埋設については詳細を知らない可能性のほうが高い。松◯市役所の建築指導課に親切な人がいて、残っている台帳で何か手がかりはないか?ということで、ものの10分程度の素早い仕事で調べてくれましたが不明とのこと。



①その水道管の所有者が、自分の所有であるということを第三者に認識されること、

②自分の所有地に他人の水道管が埋設されているが誰の所有であるかが不明であること、このふたつを比べたときに、利益衡量を考えると、①については、そんなにも嫌なことだろうか?

②のほうが将来のために役立つ術が見つかると思うのですが。


想像ですが、個人情報云々について、モンスタークレーマーがいて、行政の職員も辟易する場面があるのだと思います。だから、何もかも閉じよう、閉じようとする。やたらと個人情報、個人情報と、これをいっとけば何でも通用する、ひかえおろう!の印籠か!?みたいに乱用する。

本来の目的はなんなのか?

その仕事の本来の機能はなんなのか?

水路管理、道路に埋設されて見えないからこそ、配管の状況の情報を正確に管理して、その情報を内部でこそこそと楽しむものですか?

違うでしょ、第三者に正確に伝えるべきでしょ。

全ての第三者に対して、おおっぴらに公表なんかする必要もありません。最低限、利害関係がある第三者には公表すべきだと思います。また、それを調査して説明義務がある宅地建物取引士にも。法律で義務づけられていますから。

だから、宅地建物取引士証を提示したら情報開示にも協力するべきだと通達してほしいものです。国交省さんよ!

なんのための宅地建物取引士証だ?

飾りか?

「室井さん、どうして現場に血が流れるんだ?!」

そんな気分です。



また松山市の香港の焼飯です。

富士山です。


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