韓国と日本 | オーストラリアで日本語を教えるカエル先生の修行日記

オーストラリアで日本語を教えるカエル先生の修行日記

でも、教育に関することや学校生活のことというより、日々の愚痴のほうが多くなりがちだと思います。だってね~。奥さんマディソンさん怖いし、子供たちはパワフルだし・・・。

今日、学校の帰りに散髪に寄った。いつも行く、いきつけの韓国人のヘアドレッサーさんのお店。奥さんと2人で経営してて、いつも元気いっぱいで明るい楽しいお店。


今日は、僕を見るなり「ハロ~」も無く、いきなり奥さんがパニックって旦那さんに叫んでる、「ね~、あんた、何て言うんだっけ、あれ、あれよ~。英語で何て言うんだって、チシン、チシンって英語で何っていうんだっけ????」


「チシン?!あ~っ!地震のこと?!Earthquake のこと?」と僕。


「そ~っ!!!それっ! Earthquake は大丈夫だったの?日本の親兄弟は無事なの?」と僕に向かって叫んだ。


韓国語の単語と日本語の単語で音が良く似たものがあるけど、「地震」もそうらしい。「チシン」って聞こえたけど、「地震」は「チシン」って言うらしい。「地震は大丈夫だったか?」なんて僕の家族を心配してくれて本当にありがたい。


「大丈夫だよ。心配してくれてありがとね」と答えると、心底ホッとしてくれている。


「チシン」が出たついでに、韓国でもチシンはあるのかと聞いてみたら、韓国には地震が無いのだそうだ。地面が揺れるってのは想像できないと言っていた。へ~っ、意外だ。



韓国での地震なんて、生まれて一度も考えたことないけれど、韓国は日本と地理的に近いし、似た音の単語もたくさんあって文化的にも似たとこがいっぱいと思っていただけに、改めて「韓国にも地震は無い」と聞くと驚きだ。韓国も随分原発はあるみたいだけど、地震が無いならい~ね~。


気がつくと、レジのカウンターには赤十字の日本救済の募金箱。結構入ってる。コインだけじゃなく、10ドル札、20ドル札も入っている。


日本と韓国の間には歴史的にいろいろあって、日本に対して今でもうらみつらみがある人もいるだろうに、こうして母国でもない日本のために募金を募ってくれてて本当にありがたい。韓国が危機のときに、僕もこんな行動を取れるようにしたい。