私は11年前まで 水商売のスナックで副店長 マネージャー 用心棒も兼任してました。年功序列で言えば 私の方が下から数えた方が早い位の若造でした。いきなり副店長をやりなさいと言われた時には ハッキリ言って無理ですと断ろうとしました。ママさんとの出会いは高校時代だったし 成人になるまでは紹介してもらった流通センターで仕事してました。心からの恩があるので 断ることは失礼なことだと思い受け入れました。

 

キャストたちのことは 立場上は部下になります。同じ時期に入ってきた女性が居て 彼女も私と同じく大学生でした。政治経済の学部に在籍していて 夢は保険会社に転職して取締役になることだと野望を強く持ってました。計画ノートも私に見せてくれていたし 同世代なのに温度差がして素晴らしいと思いました。彼女の方が 普通に副店長=マネージャー職相応しいじゃんと思った位に。

 

就職活動では 珍しいことに第一希望の会社に一発合格しました。最終選考まで道のりは長いんだけど 命をかけてるんだって熱意が強かったですね。入社した時から才能があったらしく 半年後には営業で上位争いするまでになってました。普通なら数年経過する役職にも 1年半後には出世して。まるで ドラマの世界かと言いたくなるくらいにびっくりしました。

 

最近も普通にLINEのやり取りしてるんだが 今も同じ職場で働いてると嘘つかれてました。次期社長に就任するんですと言うから 彼女が勤めてる会社のサイト見たら載ってません。どう言う意味なんだと聞いたら 一馬さんが令和元年に転職してから私も会社を起こして独立しましたと。31歳で 株式会社の社長だなんて驚きました。どうして驚いたのか話すと 辞めずに在籍してたら40代で社長にもなれた可能性も持ってたからです。どうして勿体ないことを 私はそう思ってしまいました。

 

彼女に独立の理由を聞いたら 保険業界はまだまだ未知な部分も深く感じました。他の会社では実現不可能なことを 令和では実行したい。そう言う夢の実現に向けて 覚悟を持って退社して独立しましたに納得しました。

 

スナックの時から 無理しすぎだってくらいに研究熱心でした。そのような姿勢が 今も生きてるのかなと心から尊敬いたします。