【10ヶ月通院、全く治らない肘痛】
80代、女性。
主訴は、右肘の痛み。
ご主人の介護中、起きあがらせようと引き上げたところ、右肘に「電気が走るような痛み」があった。
10ヶ月間、病院に通ったが治らず、痛み止めと胃薬を飲む毎日。
知人の紹介で、当研究室に来られた。
【初回】
ごく軽く押さえる程度の触診でも、身体をビクっとさせるほどの痛みで、かなり辛そうです。
痛みの部位は、右肘の上下も含んでいて、意外に広範囲。
ドアノブを捻るような動作(回内)で、特に痛みが走る。
肘の関節痛というよりも、動作によって神経が刺激されている感じでした。
また、肘より下(前腕)にも問題があり、この二か所を同時に治療しないと痛みは取れないと判断しました。
「注射が極端に苦手」とのことで、鍼に対して、相当に不安なご様子でした。
小学生も全く同じ鍼を使う旨を話すと、多少安心したようでした。
軽い指圧と鍼灸療法を施して、円皮鍼とスポーツテーピングで、初回の治療は終了。
「鍼は全く痛くなかった」と喜んでお帰りになりました。
【二回目】
鍼に対する抵抗がなくなったせいか、初回よりも朗らかな様子。
テープは自分で取れたが、円皮鍼は怖くて剥がせなかったそうです。
こちらで取って、触診。
普通に指圧ができる程度まで、痛みが消失していました。
「押していただいて、気持ちいいです」
と初回とは全く違う反応です。
唯一残った圧痛部分に鍼灸療法、円皮鍼を施して治療は終了。
一週間の安静保持をお願いして、経過良好なので、治癒としました。
10ヶ月の痛みから解放されて、安堵した様子でお帰りになりました。
====================
福岡天神治療研究室HPやSNSは、こちら
↓
https://linktr.ee/murakami_koichi
【公式】LINEからのご予約、お問い合わせも可能です。
ボタンをクリック
↓