八重洲セムクリニックでNIPT(新型出生前診断)を受けてきました。
電話一本で初診日に検査まででき、検査結果は郵送もOKという
クリニックに足を運ぶのは一度で済むシステムから
効率重視の体制なのはわかっているつもりでしたが
想像以上でした
クリニックの待合室には
15人くらいの妊婦(+家族)が居ました
パートナーなしで妊婦だけで来ている人が圧倒的に多かったです
(通院先で第一子の出生前診断を受けたときには必ずパートナーと二人でカウンセリングを受けることになっていました)
①問診票、同意書(クリニック用)記入
受付で問診票&同意書(計4枚くらい)と検査の説明書を渡され
記入し、署名・押印をします
検査結果をクリニックに行って聴くか、郵送にするかここで選びます
性別を知りたいかどうかも確認がありました
それらを提出すると検査説明書・同意書を読んで待つよう指示されます
子連れでは落ち着いて読めません(´・ω・`)
②集団で検査の説明を受ける & 同意書サイン
8人くらいの妊婦の名前が呼ばれ、狭い個室(診察室)に妊婦とその家族が集まり
ぎゅうぎゅう詰めの中、院長が検査の説明を始めます
子連れの方も居るので院長の言葉は時折届きにくく
最後に質問ができますが、集団なので質問しづらいです
(プライバシーに触れる質問は最後に残れば個別に受け付けてくれるそうですが😖)
集中しきれずうろ覚えですが
ここで話された内容は以下のようなものです
ベーシック(13、18、21番染色体だけ)でなく、全染色体の検査を受けるメリット等質問している人もいましたがよく聴きとれませんでした😖
一通り質問も終わると、その場でそれぞれ名前を呼ばれ、イギリスの検査会社に送る同意書を渡され
サインをした人から退室します
ここまで来てサインしない人はいないのでしょうが
同調圧力のような雰囲気も働いていて少し怖く感じました
多胎妊娠の人は名指しで最後に残るよう言われていました
別の説明があるようです
③支払い
受付窓口に呼ばれ現金で支払いをします。
検査結果は郵送を希望したので、この時レターパックに宛先を記入し、問い合わせ番号を控えました。
④採血
一人一人名前を呼ばれ採血。
これにて終了です。
受付から退出まで約1時間でした。
言ってしまえば院長は
医師というより中小企業の社長のように見えました
出生前診断について迷いのない雰囲気と流れが怖かったです
医師とサシで話す機会はなく
検査の説明は書類を受け取り、集団で説明されて終了なので
カウンセリングは勿論なく
検査する(同意する)ことを大前提とした進み方でした
第一子の出生前診断のカウンセリングで説明されたことを思い返すと
今回の検査の説明はとても十分とは思えないです
それなので
こちらでNIPTを受けるということは
それぞれの妊婦が責任をもって自身でよく調べたり熟考し、家族ともよくよく話をした後でないと
混乱が生じる可能性もあるように思いました
その上であれば
年齢制限なくNIPTを受けられるということは有り難いことです
それでも
やはり改めてNIPTの説明をじっくり聴いて
自分達の意思決定に至るまでのことを相談した上で
最終的に意を決してから検査を受けたい
そう思うのは一つの命がかかっていることで
人に話して自分の意思を確認したい
自分の決定を認めてもらいたい
そう思うだけの
自分だけで抱えきれない重みを持った選択だからなのだと思います
色々な方のblogを拝見していると
出生前診断の話をすると良い顔をしない産科医もいるそうです
それでは妊婦も相談ができないし、カウンセリングのない無認可施設で検査を受けたいと思うのも当然です
日本産科婦人科学会での
NIPTの年齢制限の撤廃
カウンセリングを重視したシステム作りが
今後進んでいくことを切に願います
その後→✏️無認可NIPT《通院先への相談&検査結果》