本日の症例は、以前他クリニックでシリコンプロテーゼによる隆鼻術と鼻先を糸で縛るという鼻尖修整手術をお受けになり、その後鼻先の向きが挙上してしまったというものです。
いわゆるL型シリコンプロテーゼの弊害が生じているという症例です。
Lの角が鼻背の方に上昇しています。それに伴い、鼻柱が上がって見えます。
このような症例が多くご依頼いただいております。
症例モデルという形で経過をお写真で提供いただくことをご承知いただきました。(有難うございます)
治療内容は①L型からI型へ、さらにソフトシリコンにて鼻背の赤みが改善されるようにすること。②癒着や皮膜の除去、③糸でとめた鼻尖修整の解除、剥離、④耳の軟骨移植による鼻柱、鼻尖の向きを変更、、になります。
術前。L型プロテーゼの上方への移動。鼻柱のせり上がりが見られます。
術後1週間。
まだ腫れが引ききっていませんが、鼻背の高さが変わっていますが、自然な鼻すじの太さで鼻先につながるイメージに一貫性が持たれました。
症例モデルをお引き受けいただきまして、誠に有難うございました。