京都に行きたくなった。
だいたい、京都に行きたくなるということは、
京都東山を訪れたいという時だ。
色々回って、
志士の、なんともいえない
想いを感じ取ったとき、
なんだか、無性に
一人で飲みたくなるのだ。
幕末にゆかりのある居酒屋に
行った時、
カウンターで、店主から色々な話を聞き
疑問が氷解することもある。
また、たまたま近くにいた
お客さんから、「まあ一杯やれや」とビールを注がれ
るのも、一人旅の大変面白い所だ。
杯を乾かし、自分も注ぐ。
幕末の志士たちは、
お互い立場は違えど、
守りたかったことがあることは確かなことだ。
なんとなくだが、
「憂いて、日本の将来、そして遠くをみつめているような」
気がするのだ。
吉田拓郎の「慕情」の歌詞が
志士への想いを代弁してくれている様な気がして
心に沁みる。