井の頭公園にダイブする。
僕が、
赴任地へ向かう日の数日前に
大学のサークルの後輩と先輩が僕の送迎会を
やってくれた。
僕が4年間お世話になったNPOのサークル
である。
やっていることは海外インターンシップといいながら
僕はやらせてもらう仕事がなく
一人で冊子を作って配布していた。
いろんな思い出がこのサークルにはあるのだ。
飲み会では
涙はなしで(ちょっとはほろっと来たけれど。)
飲み会の終盤。
井の頭公園へと向かい一同。
何かやれ!という空気が漂う。
後輩のKが
おもむろに池へと身を乗りだしている。
誰かが
『お前は保守になったよなー』
みたいなことを言った。
僕も一応身を乗り出してみる。
そして、
後輩に『お前が突っ込んだら俺も突っ込む!』
と言ったのである。
そして5秒後
後輩が勢いよく奇声をあげて
池にダイブした。
僕もその後、すぐさま勢いをつけて
ダイブする。
口の中に
泥が入ったけれど
すごく清々しい気持ちがしました。
多分、できないだろう?と思っていたと
思います。
僕もです。
ただ、不可能を可能にすることは
少しのきっかけだったりするもんだと
思います。
前のめりで倒れても誰かが
自分を助けてくれる。
と思ったら
突っ込むことができます。
自分はそんな人になりたいと思っています。