三浦海岸(2018.3.2) | 旅の虫速報

三浦海岸(2018.3.2)

murabie@自宅です。

#この報告は2018.5.8 22:20 に公開されました。
#報告が遅くなり申し訳ございませんでした。


昨日の春の嵐で一気に春めいた東京をあとにし、多少寒かった先週に引き続き
今週も、河津桜の華やかな風景を探しに行く旅に出ました。
今日は目的地を近場の三浦海岸としたので朝もゆっくりとしたスタートと
なりましたが、ラッシュと被って混雑した出だしとなりました。それでも
空は快晴、青々とした空が大きく広がり、爽快感この上ないスタートです。

品川から乗り込んだ京急の特急列車は普通の通勤列車で、無事に座れたので
ほとんどの区間をうとうととして過ごしてしまいました。明るく晴れ上がった
外の風景はいつの間にか堀ノ内まで来ていて、辺りに広がる家並みの向こうに
横須賀の青々とした海の姿がのぞくようになっていました。
列車は堀ノ内で本線と分かれ、見事な露頭を見せる地層を横目に丘陵の
間へと分け入って、時には丘陵に挟まれながら、時には丘陵に囲まれた平地に
民家や大きな建物の集まる明るい住宅街を見ながら進んでいきます。
三崎口行きのつもりで乗っていた列車が突然京急久里浜駅で車両交換と
告知され、強制乗り継ぎとなりましたが、久里浜駅をあとにすると列車は
引き続き丘陵の間に分け入りながら、斜面の中腹にまで家並みの広がる
明るい住宅街の中を行くようになりました。
京急長沢を過ぎると、住宅街の向こうには海の姿も見られるようになって、
下り坂の道と交差すれば、その先に明るく輝く海の姿が一瞬大きく映し出されて
空も海もよく晴れて対岸の房総半島の姿も大きく現れるようになりました。

終点の一つ前の三浦海岸駅が今日の目的地への最寄り駅となります。
高架のホームからは銀行などの大きな建物と小さな飲食店の集まるコンパクトな
駅前の街並みを見渡せますが、そんな建物に囲まれながらピンク色の花を大量に
咲かせる河津桜の木々が並ぶ、青空のもとに華やかな明るい風景となっています。
小さい飲食店に囲まれて小さく広がる駅前広場にはたくさんのテントが並び、
名物らしいマグロのいろいろな部位やわかめなどの海のものが土産物として
売られ、平日だというのにたくさんの人を集めていましたが、河津桜の
ピンク色のたくさんの花を間近で見ることもできる華やかな雰囲気です。

道案内に従い、三崎口方面へ延びる線路に沿う通りを歩き進んでみました。
三浦海岸駅は高架でしたが、道は緩やかな上り坂となるので、所々青葉を
出し始めている木も含まれる華やかな河津桜が彩る道を進めば、やがて道は
線路と同じ高さへ、あるいはやや線路よりも高い位置へと登っていき、
辺りは丘陵に囲まれて民家や保育園などの集まる住宅街も現れましたが、
あるところからは線路際に華やかな河津桜の並木が延々と続くように
なっていきました。
フェンスで囲まれて単線となった線路と歩道との間に立ち並ぶ河津桜の
木々は、今は盛りと大量のピンクの花を咲かせた枝を、線路にも歩道にも
伸ばしていて、大量の人の波にのまれながらもいろいろな所で立ち止まりながら
その華やかな風景をたくさんカメラに収めていきました。
あるところからは地面に大量の菜の花が、明るいみずみずしい緑の葉と
黄色い花を大量につけるようになり、まだ3月になったばかりだというのに、
まさに春爛漫といった鮮やかな、青空のもとにピンクと黄色と黄緑の風景が
作り出されていたのでした。

時々、青空のもとに上から大量のピンクの花に、下から大量の黄色い花に
彩られたフレームの中を、フェンスの向こうに真っ赤な京急の列車が駆け抜けて
いくような、鮮やかで躍動感のある風景も楽しみながら、大量の人の流れに
したがって線路沿いの華やかな道に歩みを進めていくと、道は華やかな雰囲気の
まま、小松ヶ池公園の敷地へと差し掛かっていきます。
道沿いに線路とは反対側に広がる丘陵にもたくさんの花を咲かせた河津桜が、
丘陵の表面の深緑を背景としてピンク色の鮮やかな丘を作り上げます。
線路沿いから続いてきた鮮やかな並木道はこのあたりが末端となって、
線路の向こう側にあるらしい池から続く園地が、線路を橋で跨いで伸びてきて、
河津桜の丘陵とつながっているようでした。
橋の上に登ってみれば、上りの三浦海岸駅の方へ向かって、跨ぐ線路の周りに
たくさんのピンクの花をつけた木々が並ぶ、やはり華やかな風景が広がっていて、
金網越しではあったけれど、華やかに彩られた道を快走する京急の赤い列車の姿を、
たくさんカメラに収めることができました。

橋のたもとには住宅街もできていましたが、寄り添っている常緑樹がつやつや
した葉を広げる森が、小松ヶ池公園の中心部へ通じる遊歩道を従えていました。
遊歩道を園地の奥へ進むと、辺りはほどなく池の周りに広がる湿地帯の中へと
続いていきます。園地の周りは農地を内包するような丘陵に囲まれ、その上へ
登っているような道もあるようでしたが、引き続き池の水面に沿うように
伸びる遊歩道を進みました。
丘陵に囲まれてはいても快晴の空は明るく、線路を背後にして遊歩道の前方を
見れば、池の岸辺にピンク色の花をたくさんつける河津桜の木々が並ぶ領域が
あるのを離れた所からも確認することができます。
葦の枝の多かった湿地帯の遊歩道をゆっくり河津桜の方へ向かって歩き進めば
やがて水面が大きく開いて道の雰囲気もさらに明るくなって、
コンクリートブロック製の小さい神社をやり過ごすと、道は鮮やかな河津桜の
木々の並ぶ、最も鮮やかな堤へとたどり着いたのでした。

さすがに人の賑わいの中心といった感じにもなり、露店も集まって
いろいろな食べ物のおいしそうなにおいが漂ってきたりもしましたが、
穏やかに横たわる水面に沿って並び、せり出すようにたくさんのピンク色の
花をつけた幹や枝を伸ばしていく鮮やかな桜たちの作る春爛漫の風景の中に、
そんな鮮やかな桜をフレームとするようにして、水面の向こうを颯爽と
駆け抜ける赤い列車の姿も何度も見ることができ、短い並木道の端から端まで
数往復しながら、華やかな桜の風景に彩られる快晴の穏やかな水辺の風景を
しばし楽しむことができました。

遊歩道の先は、池の周囲を囲む丘陵の上へと進んでいました。
緩やかな坂道を上ると、丘の上に濃い緑色の葉を茂らせるブロッコリーの
段々畑が現れ、そして高台へやってくると、のどかな農地に囲まれた水辺に
河津桜のピンクが密集して風景を彩る領域のある小松ヶ池を一望する風景が
大きく広がる快晴の空のもとに広がり、その一角に京急の線路が横たわって
時折列車の姿も見られる、実にのどかで穏やかで雄大な山里の風景が
広がっていたのでした。

やがてのどかな田園を抜けた道は、線路を跨ぐ通りと交差しました。
こちらの橋からは、さっき登った橋からとは反対向き、下りの三崎口駅の方向に
華やかなピンク色の河津桜の並木を従える線路を見ることができ、
金網の目をのぞき込むようにすれば、ここでも華やかな道の中を列車が
駆け抜けて行く風景を何度も楽しむことができました。
橋を渡ればさっき駅から歩いてきた河津桜の華やかな並木道の、始まりの
辺りに近いところとなるのですが、橋の上から上りの三浦海岸駅の方の風景を
望めば、駅の周辺に広がる大きな建物に囲まれた青い海の風景が線路の奥に
広がっていて、海から丘陵へ向かって元気に走る列車の姿をも楽しむことの
できる所となっていました。
そして、橋を渡ったところの高台から線路際の華やかな並木道へ下っていく
側道のような道へ歩みを進めると、青空の中に白い頭をのぞかせる富士山の
姿も見つけることができ、桜と絡めてまた鮮やかな風景に出会えたことが
とてもうれしく感じられた散歩となりました。

お昼時が近づき、人の波はさらに激しくなってきましたが、うまく流される
ようにしながら、さっきの公園の入口へ向かって線路際に続いていく華やかな
菜の花と河津桜の並木道をもう一度進み、ちょくちょく足を止めては、たまに
赤や青の列車も行きかう鮮やかな風景を味わっていったり、また目の前の桜の
木に誘われてやってきた大きな野鳥たちが楽しそうにたくさんの花をついばんで
いく風景にも出会うことができ、駅へ向かって引き返す道でも桜と菜の花に
囲まれた華やかな線路を往来する列車の姿をたくさんカメラに収めることができ、
すっかり満足した華やかな気分のもと、三浦海岸駅へと戻っていくことが
できたのでした。

せっかく海岸という名のつく駅へ来たのだから海にも行ってみようと、駅前の
大通りを海の方へ向かって歩いてみました。
大小さまざまな商店や飲食店が時々姿を見せる間に住宅街の入口も垣間見られる
素朴な大通りは、ほどなく唐突に海原へとぶつかりました。
右手には弓なりに砂浜が伸びて、丘陵状の三浦半島へと続いていき、
左手にも砂浜は伸びて久里浜の火力発電所の煙突へ向かい、寄り添ってくる
丘陵の中腹にまでニュータウンができている、雄大な海岸の風景が、広大に
開けた青空のもとに悠々と広がっていました。
いったん駅への道を引き返し、駅前に集まる小さな飲食店街の中で、
せっかくなので贅沢にマグロ丼など昼食にいただいてから、再び海岸へ向かって
今度は裏通りを進んでいきました。
素朴な住宅街の中に、うっそうとした杜を伴って何やら陣屋跡的な史跡が
公民館のような施設になっていたりもしたのですが、やはり海岸沿いにはすぐに
たどり着いてしまいました。

雄大な海の風景の足元に広がる広大な砂浜を波打ち際まで進み、海の向こうに
大きく房総半島の山並みが連なるのを眺めながら、砂浜を久里浜の方へ向かって
のんびりと散策してみました。
カモメもひょっこりと遊びに来る波打ち際をのんびりと、カモメと一緒に
寄せては返す白い波頭の姿を追いかけたりしながら歩みを進めていくと、
砂浜は海水浴場の領域からいろいろな人工物の放置される港の領域へと
進んでいきます。鉄パイプの組み合わせでつくられた簡単な柵状の構造物に
大量の大根が干されている所もあるのどかな風景の中、穏やかな空のもとに
やや強い波を立てる海岸の風景をじっくり味わっていくことができました。

沖合へ向かって長く伸びる大きな防波堤を過ぎると、海岸は漁船たちが休み
たくさんの漁具の放置されたいかつい港となっていきます。
海岸沿いの道路には郊外型の店舗が並び、そして三浦市から横須賀市へと
進んでいくと、海岸の名称は津久井浜へと変わるようでした。
再び始まった砂浜はさっきの三浦海岸よりは若干狭くて、海藻の屑がたくさん
打ち上げられ、カモメたちもたくさん波打ち際に座り込んで海から寄せる
強い波と戯れている風景の広がる、三浦海岸とはまた違った趣の穏やかな
海辺の風景が、午後の日差しに照らされて穏やかに広がり、三浦海岸からは
単なる遠景であった久里浜の火力発電所の煙突や、そこへ弓なりに延びていく
丘のふもとの海岸線に発達する街並みの姿が、より近づいて大きく見られる
ようにもなってきたのでした。

そして現れた、津久井浜駅入り口という道案内に誘われるように海に別れを告げ、
丘陵の中へ分け入っていく緩やかな上り坂沿いに、昔から雰囲気の変わって
いなさそうな素朴な民家や商店が集まる道をのんびりゆっくりと登って行って、
丘陵に囲まれてひっそりとたたずむ津久井浜駅へとたどり着いたのでした。
駅裏に迫る深緑の丘陵の上には小さい浅間神社がぽつんと佇む、きわめて
静かな時の流れる小さな駅でした。

いつもの旅ならまだまだほかに行けるところを探したくなる昼下がりでは
ありましたが、実は仕事が残っている状態だったため、今回は早めに旅を
切り上げることにしました。
上りの快特列車の中で品川止まりの列車を狙ってみれば、狙い通りに、
旅の余韻に浸れる転換クロスシートの車がやってきて、丘陵の間の道から
大きな建物のたくさん並ぶ街へと移り変わっていく風景を、のんびり旅気分で
楽しみながら、品川までの時を過ごすことができました。並走するJRがなにやら
沿線火災で不通となったらしく、横浜からは振り替えを受け入れたようで
大混雑になってしまったり、たどり着いた品川駅構内も連絡改札口が封鎖され
追い出された乗り換え客が高輪口へ殺到したりと、最後の最後で穏やかでない
状況に巻き込まれたりもしましたが、無事明るいうちに帰宅することが
できました。