やまなみハイウェイ(2007.12.29)
murabie@大分市です。
雨は上がり、空には晴れ間もありましたが、由布岳には相変わらず厚く雲が
かぶり、全貌はなかなか見られません。
今日は予約してあったレンタカーを借り受け、やまなみハイウェイのドライブと
しゃれ込んでみることにしました。
値段だけ見て予約した軽自動車にのって、約1年半ぶりのドライブに出発。
やまなみハイウェイに入る前に南由布駅方面に迂回して、入り口の水分峠まで
県道11号線という道を行ったのですが、これがまた2桁の番号があるとは
思えない、深い森林の中の細くてカーブを延々と繰り返す道で、慣らし運転
としてはやりすぎかなといった感じでした。
水分峠からいよいよやまなみハイウェイの本道に入ります。道幅も広くなり、
杉の木の深緑の森林や、葉を落とした明るい木々の林の中に通された、
カーブを切りながら伸びる道を、快く走っていきます。
最初に現れた、蛇越峠という展望台に登れば、山並みに囲まれて田園風景や
街並みが広がり、それらが霧に煙る展望が現れました。すかっと晴れて
いないのが残念ですが、水蒸気の立ち上る温泉地の冬としてはこんなもの
なのかもしれません。
しばらくすると、昨日訪れた湯平温泉にも程近いらしい、双子のような小田の池、
山下池が現れます。森林の中の道を下って、ゴルフ場も造成されている池の
周りを一周することもできましたが、ハイウェイの本道に戻ってその全貌を
上から眺めるのもまた、爽快な風景です。
雲がますます厚くなってしまったのが残念でしたが、引き続きカーブを繰り返す
森の中の道を疾走すれば、程なく道は山肌に切り開かれた牧場の、黄色い
風景を見ながら進んでいくようになり、さらに心地よい走りを楽しむことができる
ようになってきます。そんな中に朝日台という展望台があり、白く煙ってしまっては
いるけれど山に囲まれてのどかに広がる田園の風景を望むことができます。
そして、明るい林の中を進めば、さらに大規模に黄色い草原が広がり爽快な
風景の展開する長者原(ちょうじゃばる)へと進み、荒涼とした風景の中を
快く疾走することができます。
写真を撮るために車を止めて外に出るたびごと外気がどんどん冷たくなって
行くことを感じつつも走り続けると、道は杉林の中で、しきりに激しくカーブを
繰り返すようになってきました。周囲に立ち込める霧も深くなり、地面には
うっすらと、なにやら白い粒状のものが撒かれたような感じになってきました。
いくつものカーブをやり過ごし、ついにこのルートの最高地点という牧の戸峠
へとたどり着きました。周囲の眺望を期待してなかったといえばうそになりますが、
案の定当たりは厚い霧に覆われてしまって眺望など望むべくもありません。
もちろん軽装なので外気はさすように冷たいものでした。
その代わりに感動的だったのが、空から小粒の雪がちらちらと舞ってきた
ことでした。今シーズンの初雪に、まさか九州で、あえてわざわざ雪のない
ところを目指してやってきた旅で出会うことになるなんて!
牧の戸峠を越えると道はこれまでになく激しくカーブが連続するようになり、
ぶつけないように慎重に、必死でハンドルをさばくことになりました。やがて
道は大分県から熊本県へと移っていき、程なく道の周囲には広大な、黄色い
牧場が広がるようになってきました。瀬の本高原にはじまり延々と、幾重にも
折り重なる丘陵全体が黄色く、カーブや坂道にかかろうものなら辺り一面が
黄色い世界になっていきます。もしかしてこのやまなみハイウェイという道の
真髄は熊本県側に入ってからであるということなのでしょうか。まるで日本では
ないかのような荒涼とした広々とした牧場の風景を、存分に味わいながら
快く走っていくことができました。
そして、城山展望台に着けば、山並みに囲まれた下界に、まっ平らで巨大な、
何筋もの格子模様が書き込まれたかのような1枚の平野が、霧に煙りながらも
広がっている様子が目に入ってきました。これはもしすっきりと晴れていたなら、
ものすごく圧倒的な爽快な眺望になっていたかもしれません。平地にこのように
格子模様の田畑を開拓した人々の苦労をしのびつつ、冷たい風に耐えながら
しばし広大な風景を楽しみました。
ここからは道は下りのカーブとなり、見る見るうちに広大に見えた平地へと
近づいていき、ついには周囲を山並みに囲まれた田んぼの中へと降りていき、
そして程なく市役所を過ぎれば、阿蘇市一の宮町の市街地が広がるように
なって行き、JR豊肥本線の宮地駅を往路の終点としました。
阿蘇山の姿は残念ながら輪郭さえもあやしい程度にしか見られません。
せっかく阿蘇に来たのだからと、阿蘇山に少しでも近づくために、仙酔峡道路
を往復することにしました。国道から分け入った上り坂の道は途中から、
小堀牧というところからまた、牧草地ではないような感じもするのですが、
ススキやササで覆われる黄色い丘陵が折り重なる世界が広がるように
なりました。そして阿蘇山の火口へ向かうロープウェイの乗り場が道の終点
となり、適当に周囲をさまよえばあまりにも冷たい風が強くて大変だったけれど、
ここにもあった黄色い荒涼とした世界を存分に楽しむことができたような気が
しました。
復路は国道を少し西へ進んでその名も阿蘇駅からスタートし、しばらく広々と
田んぼの広がる風景を進み、内牧温泉を通過すると、また阿蘇の外輪山に
登っていく、深緑の森の中頻繁にカーブを繰り返す道となります。
やがて坂道を登りきると道からも再び下界に1枚の平野が見られるようになり、
そしてまた、牧場の黄色い世界が広がるようになってきました。
ここからもとのやまなみハイウェイに戻る道はミルクロードと呼ばれていて、
まさに牧場ばかりが現れるまっ黄色な世界が広がっていました。
黄色い丘陵が平野側に少し突き出す崖の突端の頂上が、大観峯と呼ばれて
いて、晴れていればおそらく広大な1枚の田んぼの向こうに阿蘇山の姿が
雄大にそびえ立っている風景が見られるのでしょう。もちろん今日は阿蘇の姿
など見られないのですが、展望台に立ってきた方向を見れば、複雑に丘陵が
折り重なりながら、黄色一色の風景を広範囲に展開させている荒涼とした
風景が、今日のところはとても感動的なものになっていたのでした。
そろそろ予定の時間があやしくなってきて、家路を急ぐ旅になってしまいました。
ミルクロードからもとのやまなみハイウェイに戻り、背の本高原を経て
山道へ分け入り、通過した牧の戸峠では往路では見られなかった周囲の
山の風景が少し見られるようになっていて、葉を落とした森林がうっすらと
雪化粧しているのがはっきりと見ることができました。
そして長者原から、途中までやまなみハイウェイと平行しつつ豊後中村の
方へ向かう県道へと迂回しました。この道沿いに、最近話題になった
世界一の大つり橋があるとのことで、もう受付時間には間に合わなさそう
だったけど見るだけ見ていこうかなといったところでした。
やまなみハイウェイと違って小さな市街地も現れるのですが味わう余裕も
なく現地に直行すれば確かに入り口は閉鎖されていましたが、まだ帰ってくる
人が戻りきっていない時間で賑わいは残っていました。
テレビなんかだと渡った人のインタビューでものすごい恐怖感が訴えられる
のですが、やはり遠巻きに眺めるだけでは深緑の森の中にたたずむ
一つの大きな建造物である以上の感覚は得られないもので、また今度
来る機会があればぜひ、時間に余裕を持って、実際に渡ってみたいものです。
もうあとは、途中少しだけ車を止めたりしながらも基本的には由布院に
向かってひたすら車を走らせるだけになりました。大つり橋から豊後中村へ
向かう県道沿いは九酔渓という渓谷になっていて、岩盤が現れるほど切り
立った岩盤に囲まれて、岩のごつごつとした川に水が流れていく風景は、
急いで通り過ぎようとしても通り過ぎられない魅力がありました。
結局豊後中村を経由して由布院の市街に戻ることができたのは、あたりが
だんだん暗くなり始めた時間で、乗りたいと思っていた列車の次の列車に
しか乗ることができず、由布院駅から大分駅までの車窓は全く望むことが
できなくなってしまいました。
しかし空が真っ暗になってしまっても、大分駅の周囲は県庁所在地だけ
あってさすがにものすごい賑わいを呈していました。メインストリートは
街路樹も電飾されて人通りが途切れることはなく、そして宿の近くには、
おそらく夜だけはにぎやかなエリアがあって、下手な街の昼間よりも
にぎやかなんじゃないかというくらいの人手がありました。
夕食に鶏天というものを、食券制の店でいただいたのですが、
一度に全部出てこないで数回に分かれて出されるっていうのは、
大分のやり方っていうことなんでしょうか。すっかり戸惑ってしまいました。
漬物だけでなくいかの塩辛まで取り放題ってのはうれしかったですが。
雨は上がり、空には晴れ間もありましたが、由布岳には相変わらず厚く雲が
かぶり、全貌はなかなか見られません。
今日は予約してあったレンタカーを借り受け、やまなみハイウェイのドライブと
しゃれ込んでみることにしました。
値段だけ見て予約した軽自動車にのって、約1年半ぶりのドライブに出発。
やまなみハイウェイに入る前に南由布駅方面に迂回して、入り口の水分峠まで
県道11号線という道を行ったのですが、これがまた2桁の番号があるとは
思えない、深い森林の中の細くてカーブを延々と繰り返す道で、慣らし運転
としてはやりすぎかなといった感じでした。
水分峠からいよいよやまなみハイウェイの本道に入ります。道幅も広くなり、
杉の木の深緑の森林や、葉を落とした明るい木々の林の中に通された、
カーブを切りながら伸びる道を、快く走っていきます。
最初に現れた、蛇越峠という展望台に登れば、山並みに囲まれて田園風景や
街並みが広がり、それらが霧に煙る展望が現れました。すかっと晴れて
いないのが残念ですが、水蒸気の立ち上る温泉地の冬としてはこんなもの
なのかもしれません。
しばらくすると、昨日訪れた湯平温泉にも程近いらしい、双子のような小田の池、
山下池が現れます。森林の中の道を下って、ゴルフ場も造成されている池の
周りを一周することもできましたが、ハイウェイの本道に戻ってその全貌を
上から眺めるのもまた、爽快な風景です。
雲がますます厚くなってしまったのが残念でしたが、引き続きカーブを繰り返す
森の中の道を疾走すれば、程なく道は山肌に切り開かれた牧場の、黄色い
風景を見ながら進んでいくようになり、さらに心地よい走りを楽しむことができる
ようになってきます。そんな中に朝日台という展望台があり、白く煙ってしまっては
いるけれど山に囲まれてのどかに広がる田園の風景を望むことができます。
そして、明るい林の中を進めば、さらに大規模に黄色い草原が広がり爽快な
風景の展開する長者原(ちょうじゃばる)へと進み、荒涼とした風景の中を
快く疾走することができます。
写真を撮るために車を止めて外に出るたびごと外気がどんどん冷たくなって
行くことを感じつつも走り続けると、道は杉林の中で、しきりに激しくカーブを
繰り返すようになってきました。周囲に立ち込める霧も深くなり、地面には
うっすらと、なにやら白い粒状のものが撒かれたような感じになってきました。
いくつものカーブをやり過ごし、ついにこのルートの最高地点という牧の戸峠
へとたどり着きました。周囲の眺望を期待してなかったといえばうそになりますが、
案の定当たりは厚い霧に覆われてしまって眺望など望むべくもありません。
もちろん軽装なので外気はさすように冷たいものでした。
その代わりに感動的だったのが、空から小粒の雪がちらちらと舞ってきた
ことでした。今シーズンの初雪に、まさか九州で、あえてわざわざ雪のない
ところを目指してやってきた旅で出会うことになるなんて!
牧の戸峠を越えると道はこれまでになく激しくカーブが連続するようになり、
ぶつけないように慎重に、必死でハンドルをさばくことになりました。やがて
道は大分県から熊本県へと移っていき、程なく道の周囲には広大な、黄色い
牧場が広がるようになってきました。瀬の本高原にはじまり延々と、幾重にも
折り重なる丘陵全体が黄色く、カーブや坂道にかかろうものなら辺り一面が
黄色い世界になっていきます。もしかしてこのやまなみハイウェイという道の
真髄は熊本県側に入ってからであるということなのでしょうか。まるで日本では
ないかのような荒涼とした広々とした牧場の風景を、存分に味わいながら
快く走っていくことができました。
そして、城山展望台に着けば、山並みに囲まれた下界に、まっ平らで巨大な、
何筋もの格子模様が書き込まれたかのような1枚の平野が、霧に煙りながらも
広がっている様子が目に入ってきました。これはもしすっきりと晴れていたなら、
ものすごく圧倒的な爽快な眺望になっていたかもしれません。平地にこのように
格子模様の田畑を開拓した人々の苦労をしのびつつ、冷たい風に耐えながら
しばし広大な風景を楽しみました。
ここからは道は下りのカーブとなり、見る見るうちに広大に見えた平地へと
近づいていき、ついには周囲を山並みに囲まれた田んぼの中へと降りていき、
そして程なく市役所を過ぎれば、阿蘇市一の宮町の市街地が広がるように
なって行き、JR豊肥本線の宮地駅を往路の終点としました。
阿蘇山の姿は残念ながら輪郭さえもあやしい程度にしか見られません。
せっかく阿蘇に来たのだからと、阿蘇山に少しでも近づくために、仙酔峡道路
を往復することにしました。国道から分け入った上り坂の道は途中から、
小堀牧というところからまた、牧草地ではないような感じもするのですが、
ススキやササで覆われる黄色い丘陵が折り重なる世界が広がるように
なりました。そして阿蘇山の火口へ向かうロープウェイの乗り場が道の終点
となり、適当に周囲をさまよえばあまりにも冷たい風が強くて大変だったけれど、
ここにもあった黄色い荒涼とした世界を存分に楽しむことができたような気が
しました。
復路は国道を少し西へ進んでその名も阿蘇駅からスタートし、しばらく広々と
田んぼの広がる風景を進み、内牧温泉を通過すると、また阿蘇の外輪山に
登っていく、深緑の森の中頻繁にカーブを繰り返す道となります。
やがて坂道を登りきると道からも再び下界に1枚の平野が見られるようになり、
そしてまた、牧場の黄色い世界が広がるようになってきました。
ここからもとのやまなみハイウェイに戻る道はミルクロードと呼ばれていて、
まさに牧場ばかりが現れるまっ黄色な世界が広がっていました。
黄色い丘陵が平野側に少し突き出す崖の突端の頂上が、大観峯と呼ばれて
いて、晴れていればおそらく広大な1枚の田んぼの向こうに阿蘇山の姿が
雄大にそびえ立っている風景が見られるのでしょう。もちろん今日は阿蘇の姿
など見られないのですが、展望台に立ってきた方向を見れば、複雑に丘陵が
折り重なりながら、黄色一色の風景を広範囲に展開させている荒涼とした
風景が、今日のところはとても感動的なものになっていたのでした。
そろそろ予定の時間があやしくなってきて、家路を急ぐ旅になってしまいました。
ミルクロードからもとのやまなみハイウェイに戻り、背の本高原を経て
山道へ分け入り、通過した牧の戸峠では往路では見られなかった周囲の
山の風景が少し見られるようになっていて、葉を落とした森林がうっすらと
雪化粧しているのがはっきりと見ることができました。
そして長者原から、途中までやまなみハイウェイと平行しつつ豊後中村の
方へ向かう県道へと迂回しました。この道沿いに、最近話題になった
世界一の大つり橋があるとのことで、もう受付時間には間に合わなさそう
だったけど見るだけ見ていこうかなといったところでした。
やまなみハイウェイと違って小さな市街地も現れるのですが味わう余裕も
なく現地に直行すれば確かに入り口は閉鎖されていましたが、まだ帰ってくる
人が戻りきっていない時間で賑わいは残っていました。
テレビなんかだと渡った人のインタビューでものすごい恐怖感が訴えられる
のですが、やはり遠巻きに眺めるだけでは深緑の森の中にたたずむ
一つの大きな建造物である以上の感覚は得られないもので、また今度
来る機会があればぜひ、時間に余裕を持って、実際に渡ってみたいものです。
もうあとは、途中少しだけ車を止めたりしながらも基本的には由布院に
向かってひたすら車を走らせるだけになりました。大つり橋から豊後中村へ
向かう県道沿いは九酔渓という渓谷になっていて、岩盤が現れるほど切り
立った岩盤に囲まれて、岩のごつごつとした川に水が流れていく風景は、
急いで通り過ぎようとしても通り過ぎられない魅力がありました。
結局豊後中村を経由して由布院の市街に戻ることができたのは、あたりが
だんだん暗くなり始めた時間で、乗りたいと思っていた列車の次の列車に
しか乗ることができず、由布院駅から大分駅までの車窓は全く望むことが
できなくなってしまいました。
しかし空が真っ暗になってしまっても、大分駅の周囲は県庁所在地だけ
あってさすがにものすごい賑わいを呈していました。メインストリートは
街路樹も電飾されて人通りが途切れることはなく、そして宿の近くには、
おそらく夜だけはにぎやかなエリアがあって、下手な街の昼間よりも
にぎやかなんじゃないかというくらいの人手がありました。
夕食に鶏天というものを、食券制の店でいただいたのですが、
一度に全部出てこないで数回に分かれて出されるっていうのは、
大分のやり方っていうことなんでしょうか。すっかり戸惑ってしまいました。
漬物だけでなくいかの塩辛まで取り放題ってのはうれしかったですが。