こんにちは。
フォレスト個別指導塾 南浦和校 校長の山下です。

 

「計算が苦手なんです」という相談をよく受けます。

保護者の方から見ると、こう見えることが多いようです。

 

・計算ミスが多い
・指を使わないとできない
・途中で止まる
・答えがなかなか出ない

 

そのため、「もっと練習させた方がいいでしょうか」と聞かれることがあります。

もちろん、練習が必要な場合もあります。
ただ、教室で子どもを観察していると、少し違うことが起きていることがあります。

例えば、こんな場面です。

 

問題は「8+7」

 

子どもはすぐに答えを書きません。

鉛筆を持ったまま、しばらくノートを見ています。

そのあと、小さくつぶやきます。

「8……9……10……」

指を動かしながら、ゆっくり数えています。

そして少し時間がたってから、「15」と答えを書きます。

 

ここで起きているのは、
「計算ができない」ことではありません。

頭の中で数を一つずつたどっているのです。

つまり、

 

・数を順番に追う
・途中で止まらないようにする
・最後の数を覚えておく

 

こうしたことを同時にやっています。

これは、意外と大変な作業です。

 

さらに、こういうことも起きます。

 

「8+7」を考えている途中で、「今いくつまで数えたっけ?」となることがあります。

すると、また最初から数え直します。

そうすると、周りから見ると「計算が遅い」「計算が苦手」という印象になります。

 

こういう子どもに対して、ただ計算プリントを増やしてもうまくいかないことがあります。

なぜなら、その子は計算そのものよりも数を処理する方法に苦労しているからです。

 

教室では、こういう子にはまず数のまとまりを使うようにします。

例えば、「8+7」なら「8+2=10」「10+5=15」という形です。

数を一つずつ数えるのではなく、まとまりで考えるようにすると、急に計算が楽になる子がいます。

 

計算が苦手に見える子でも、よく観察してみると、別の理由が隠れていることがあります。

子どもはそれぞれ、違うやり方で数を扱っています。

だからこそ教室では、「たくさん練習する前に、どう考えているか」を大切にしています。

 

 

 

 

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