自分を好きになる方法(自己肯定感について) | 海外生活・国際恋愛カウンセリング

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(再録です)

 

自分を愛する、つまり自己肯定感をもつということを、私が意識したのは4年ほど前でした。いろいろなことがうまくいかずに落ち込むことが増えて、「ああ、自分は本当にダメな人間だ」「そういえば、小さいころから自分はダメだった」「そんな自分が大人になっても、うまくいくはずがない」と思いつめ、どんどん負のスパイラルに落ちていました。

 負のスパイラルに落ちながらも、20代前半にうつ病にかかった経験から、「うつ再発は防ぎたい」となんとか歯止めをかけようと模索していました。

 模索の末にカウンセリングを受けたことが、大きな転機になりました。「私はもしかしたら、自分に厳しすぎるのでは?」と気づき、できるだけ自分を愛すること、楽に生きることを意識するようになりました。

ただ、最初はつまづいてばかりでした。自分を好きになろうと頑張りすぎて、なれない自分に絶望し、どこかからか「幸せになれる50のリスト」のようなもの(もうどこにあったか覚えていません)を見つけてきました。そこには「空を見上げる」「川にいって水を眺めてみる」「ブランコに乗ってみる」のようなことが50個書いてあり、当時のカウンセラーさんに「これを全部やったら、自分を好きになれますか?」と訊いたのを覚えています。答えは「なりません」でした・・・(笑)。

 今思うと、自分を好きになろうと頑張る必要はなかったのですね。

 私が負のスパイラルに落ちていたのも、カウンセリングを受けたのも、全部「あなたはそろそろ自分を好きになりなさい」というメッセージを受け取るためのきっかけだったからです。それは、起こるべくして起こり、解決すべくして解決したのです。私は努力をする必要も、焦る必要も、逆らう必要も、計画する必要もなかったのです。

 何かが起こって、自分の軸のようなものが揺らいで、自分を好きになれなくなります。自分が好きになれないと、悩みが発生します。この悩みをどうしようかと、手のひらでこねくり回します。そして自分の軸をもう一度しっかり握って、「私は私が大好き」と言ってあげます。そして、以前よりもっと自分を愛することを覚えていきます。

それが、悩みがなくなる・・・という状態です。

 人生で何かがうまくいかなくて自己肯定感が下がるときは、誰にでもくるのだと私は感じています。たとえば親との関係で特に悩むことがなくても、友人との関係で悩むことがあります。友人との間で悩まなくても、恋人との関係で悩むことがあります。恋人との関係で悩まなくても、結婚してからの関係で悩むことがあります。結婚で特に悩まなくても、子育てで悩むかもしせません。仕事、お金、健康・・・がきっかけになるかもしせません。

いずれにしても、「そろそろ自分を愛してみませんか」「あなたはもっともっと自分を愛せますよ」という招待状を、人生から受け取っているにすぎません。

 人生に悩みが完全に尽きることはないと思います。でも、悩みながら、悩みと同じだけ自分をさらに愛しながら、人生を生きていくんだなあと想像するのは楽しいです。そして繰り返すたびに、どんどん自分が楽になっていくんだなあと考えると、人生って本当によくできているし、とても美しい・・・と思いませんか?

さて、最終的に私が自分を愛するためにしたことは、自己流で「過去の自分をかわいがる」「小さなことでも自分をほめる」「大好きよと自分に言ってあげる」などでした。そして、これだけでだいぶ楽になりました。

ところで、自分を愛する、もしくは自己肯定感とはそもそもなんぞや、ということについて解説してくださっている方がたくさんいますので、ご参照ください。たとえば 「自分を愛するってどういうこと?と悩む人へ 」という記事や「自己肯定感を上げるには」。

 以下では、私が尊敬するヒーラーであるルイーズ・ヘイの「自分を愛する10の方法」に基づき、自己肯定感を高める方法を述べます。

 1、自分を批判するのをやめる
人は意識的・無意識的に、自分にたくさんダメ出しをしながら生きています。あなたは今日朝起きてから、何回自分自身に「こんなんじゃダメ」「もっと~しなきゃ」「バカな私」・・・などと、心の中でつぶやきましたか? 鏡を見ては「顔、むくんでるなあ」「老けたかな?」、出勤前には「早くしなきゃ遅れる!」、仕事しながら「ミスった・・・なにやってんだ自分」・・・など、挙げたらキリがないことでしょう。

そう、あなたは長年、自分の落ち度を見つけては批判し続けてきたのです。そのやり方は、うまくいっていないのではないでしょうか。「自分はこのままでOKだ」というところからスタートしませんか。そこから自分を変えていくことはできるのです。私(ルイーズ)は、その昔、自分が変わるためには「ダメな自分」を認識しなきゃいけないと思い込んでいました。でも、自分が変わるためには、ダメである必要はない。「このままでもOK」だけど、変わることを選ぶこともできるのです。

 2、自分を怖がらせない
最悪の事態を想定して、自分を恐がらせるのはやめましょう。針を棒のように大きくして「もう終わりだ」と極端に走るのもやめましょう。ちょっとでも体調が悪かったら「もう死ぬんじゃないか」とか、恋人から電話がないだけで「見捨てられた」とか「自分は恋愛に向いてない」とか、職場で少し失敗をしただけで「首を切られるに違いない」など。

 

恐怖とは、あなたが自分を防衛するために呼びこんでいる感情のことです。恐怖はあなたが傷つかないように、先取り不安をすることであなたを守っています。でも、自分を十分に愛していたら、傷つくことはありません。恐怖を自分から呼び込むのはやめましょう。恐怖が襲ってきたら「ありがとう、私を守ってくれて」と言い、それを手放すようにしましょう。

 3、自分に大らかに忍耐強く接する
 たとえば庭に花を咲かせたいとき、何もない土にまず種を植え、あたたかい太陽とたっぷりの水をやって、待ちますよね。最初は変化がないようだけど、何度も水を与えているうちに、そのうちかわいい芽が出て、花が咲き誇るようになります。自分に大らかに、忍耐強くするのはそれと同じです。あなたという庭に、どんな種を植えたいのか考えてみてください。あなたが経験したいことが実現するように種を植えるのです。そしていつか、自分が望んでいたとおりのものが収穫できます。

 4、自分にやさしくする
自己嫌悪をもつのはやめましょう。すべての人は愛される価値があります。愛されるために、何かを頑張る必要はありません。たとえば、息を吐いたり吸ったりするのに頑張る必要はないのと同じです。息をするのに誰の許可も要りません。あなたが存在しているだけで、あなたは愛されるべきなのです。アファメーション(肯定する言葉)は、自分にやさしくするための考え方です。自分を鞭打つのではなく、自分を育てるための方法です。

 5、自分をほめる
自分のどんな小さいことも、ほめましょう。あなたが自分をほめないとき、「私はほめられる価値がない」と感じています。自分に価値がないと感じているとき、人生の素晴らしさを受け取ることができません。自ら拒絶しているからです。世界中の良いことを受け取ることをしましょう。あなたは「自分には何がふさわしい」と感じていますか? 世の中の素晴らしいことが自分に起こるにふさわしいと、感じていますか? それとも心の奥底で、自分には何もふさわしくないと感じていますか? あなたは大きな運命でこの世に生まれてきたはずです。この世にあなたは一人しかいません。自分を愛したぶんだけ、あなたは世界から愛を得るのです。

 6、サポートを求める
全部自分で完結しようとせずに、人の助けを借りましょう。友達やサポートグループに頼りましょう。人に頼るのを怖がらないでください。

 7、自分のネガティブな部分を愛する
 ネガティブな発想は、何かの必要を満たすために出てきたものです。誰もがネガティブなことを考えたことがあります。でも、それが必要なくなったら、そこにとどまっている必要はありません。あなたは何度でも選び直すことができます。昔のネガティブなパターンを手放し、新しい発想を取り入れることができます。あなたが今、どんなにネガティブであろうと、それは間違いではないのです。人生に間違いはありません。あなたは常にベストを尽くしているのです。その結果として、あなたは状況を変える新しい方法を見つけるのです。

 8、体をケアする
体はあなたが住む家です。体のケアをしましょう。依存は一時的に自分を忘れさせてくれませすが、その効果がなくなったときには、より自己嫌悪に陥ります。食べ物に依存している人は、栄養士の助けを仰ぎましょう。体によいエネルギーを注ぎ込み、自分の体を愛してあげましょう。セラピーもおすすめです。私(ルイーズ)は鍼が大好きですし、ホメオパシー、フラワーレメディー、マッサージ、サウンドセラピーも試しています。

 9、鏡の自分に「愛しているよ」と言う
鏡の中の自分に話しかけるのを「ミラーワーク」と言います。朝、自分の顔に向かって「あなたが大好き。今日はどんなふうにあなたを幸せにしてあげられるだろう?」と語りかけてみてください。どんな気持ちがしますか? もし何か嫌なことが起こったら、鏡に向かって「あなたを愛しています」と言いましょう。良いことが起こったら、鏡に向かって「ありがとう」と言いましょう。「私はあなたを許します。あなたはもう許されています」と言うのも効果的です。愛と受容、それがすべての人が求めていることです。鏡の中のあなたに向かって、愛と受容を与えてあげましょう。

 10、今すぐ自分を愛する
 もしあなたが、もっと痩せたら自分を愛そうとか、もっといい仕事につけたら自分を愛そうという考えをもっていたら、捨てましょう。なぜなら、あなたはもう宇宙にすでに愛されているからです。今のままのあなたを愛することをはじめましょう。あなたが自分を愛したら、他の人もそのままに愛することができるようになります。他人を変えようとして頑張るのはやめましょう。人を変えることはできません。あなたが自分を愛して、自分を傷つけることをやめたら、他人のあなたに対する接し方が変わってきます。

さて、上記を踏まえてなんですが、私が思うに、完璧に自己肯定感が高い人というのは、この世にいないのではないでしょうか。完璧に自分を愛している人がもしいたとしたら、私はたぶんその人に人間臭さを感じないと思います。自分とはかけ離れたエイリアンならわかりますが、私はどうしても、一人の人間が「どんなときでも」「常に」「完全に」自分を愛している姿というのを想像できません。

 完璧主義の人は(私はそういう部分があります)、自分を愛そうとするのも完璧にしようとしてしまいますが、完璧にする必要はありません。できるところから、少しずつ、少しずつです。今完璧にできなくても、もっと自分を愛せる時が、今後の人生で自然と来ます。逆に、この先どれだけ自分を愛するプロセスが来るのかな、とわくわくしながら待ってみてはいかがでしょうか。それも一つの自分の愛し方のように思います。

 

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