前々からなんとなく感じていたけれど、物販(特に中国仕入の国内販売)は終焉に近いような気がする。何故ならば中国のアリババやタオバオが遂に形を変えて、本気に日本へ進出して来たから。
私が物販を始めた頃は変な話、利益が異常な位ガンガン出て”物販サイコー!”という感じだった。私は一貫として米国仕入れ専門だったので、それほど感じなかったけれど当時、中国仕入の国内販売をしていたセラーさん達の利益は想像を絶するものだと思う。だけど今、その恩恵は終焉を迎えているような気がしてならない。
いい例が、アリババとタオバオ及びその関連サイトが日本に本気で進出してきたから…。正直言ってそれらのサイトを見ると完璧に日本がやられている。これじゃあ日本のSellerさん達が中国Sellerに勝てるわけがない。私の場合はメインが米国だった為、今は特にやられた感はないけれど、中国仕入を専門にしているSellerさん達にとっては壊滅的と言える大打撃を受けていると言って過言ではないでしょう。
…よかった…米国仕入れで。などと悠長に構えているわけではないのだけど、うちも本格的にそろそろOEMを…と思い事業部を増やしたのはいいけれど、その中での中国仕入(と、いうかOEMね)部門を増設したのはいいが、あまりの中国の安さと日本の購買層の年齢層の低下に毎日ビックリさせられている。輸入販売(特に中国)の限界点が分かってしまった今、正直言って怖い。ウチの会社は今現在で6つの事業部門に分かれているのだけど、中国仕入のOEM化は知れば知るほど歩みが遅くなっているのも事実。Amazonの商品規制の曖昧さも理解が追い付かない。
例えばTEMU等からでも日本の買手には今まで購入できなかったことが楽勝で出来てしまうといった非常に高いリスクが存在するから。
今から起業を中国仕入の国内販売を考えている方。…やめた方がいい。あなたがTEMUで仕入れたものは普通の日本人でももっと安いルートで購入することが容易いから…。よほど勝算があるのならばいいと思うけど、その気がしない方で特に副業で物販を始めようとしている方は絶対に痛い目に遭うと思う。
かくなる私も中国仕入の国内販売を根底にOEM事業をスタートしたのはいいが、中国の安さには手が届かないし、国内販売での価格があまりにも熾烈過ぎていることに気づかされる。もちろん始める以上は頭の中には『成功!』しか考えていないのだけど、調べれば調べるほどリスクマネジメントの必要性をヒシヒシと感じる。
勿論、物販でリスクヘッジしようなどとは夢にも思っていないけれど、今から起業して物販を始めようとする方は止めた方がいい。資金力がめちゃくちゃあって、長期的なビジョンで始めるならいざ知らず、運用資金が200万円以下の方はかなりの苦戦が強いられると思う。国内メーカーに委託して独占販売するなら別だけど、世の中そう甘くもない。
実際問題として私は現在6つの事業部門を持っているのだけど、一番悩ますのがこちらの物販だから。他の5つの事業は皆が皆原価は役務の提供に準じて利益を出すプロットの事業なので、要は人的要因を考慮すればいいだけの話だし経営も非常にラクだと思う。しかし、いちばんやってて面白いのは『The 物販』なので本当に悩ましい限りなのだ。
※あぁ、また完徹をしてしまった。もうすぐ夜明けだ…。太陽が黄色く見えるかもしれん。
今日も頑張ろう!信じる者は救われる…!!!
眠い…((+_+))