あおそらを見上げて

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「カフェ」をキーワードに、コラムをつづります。店を営む中で気づいたこと、他店を訪問しての感想などなど、カフェガイドとしても参考にしてください。

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学生時代に、とてもお世話になった先輩がアオソラカフェを訪ねてくださった。

「こんなことをあまり言うとね、変ふうに思われそうだから、修ちゃんにしか言わないけれど・・」と断りを入れたうえで、「トイレ掃除は、自らやったほうがいいよ」とおっしゃった。自身で会社経営をなさっている先輩は、様々な業界の社長たちと接点がおありなのだが、多くの経営者の発言の中に、「会社のトイレ掃除を自らするようになって、経営の風向きが変わった」とするものが多いのだそう。それでその先輩も、会社内のトイレ清掃を始められたとのだそうだ。そのせいか、ここ数年は会社経営も順調で、トイレ掃除の効果を自覚されているというお話だった。

 

実は、店を作るにあたり、最新の注意を払ったのがトイレだった。扉を開けると、まずはパウダールーム。そしてその奥に、用を足す個室を設け、2段階のつくりにした。理由は2つ。トイレを使用するにあたって、誰しもが気になる「音」と「臭い」、この2つの不安要素を取り除きたかったからだ。客席スペースは、床は木製ボードを敷いたが、トイレの壁と床にはクロスを貼った。これは、容易に汚れを取り除けるように。見た目はきれいいでも、アンモニア臭や配管の臭いがただようトイレにはしたくなかったから。

トイレは、用を足すスペースであるけれど、お客様が身だしなみを整え、化粧直しをされて、時には口を漱ぎ、気分転換される重要なスペースだと思う。友人には、「トイレの汚い店には、二度と行かない」と明言するものもいた。ボク自身、トイレのつくりや清掃状態が悪い飲食店を見て「残念だなぁ」と思うことがしばしばあったので、清潔感と居心地にはこだわったつもり。もちろん毎日、自分で掃除機をかけ、便器と床を磨きあげている。それで経営が上向きになったかどうかは、みなさんのご判断に任せたいと思うのだけど・・。

「大人がゆったりと読書できる店」というショップコンセプトは、トイレにもおよんでいます。

アオソラカフェにいらしたら、ぜひトイレもチェックしてみてください。