今日は朝からiPS細胞に次ぐ万能細胞の可能性を秘めたSTAP細胞の話題や記事で溢れていました。
報道解禁日と同時にweb公開された論文。
天下のnatureですよ!早速拝見。
natureに掲載される論文の多くはトピックデータが簡潔にまとめられていることが多いのだが、小保方さんの論文はデータ量が半端ない!!
一回rejectされたんだとか。natureに掲載拒絶されたら、大抵は下格の論文に甘んじるとかするんだろうけど、丁寧にデータを見直したり追加したりして査読者がグウの音も出ないように構成したんだろうということが窺われるような論文でした。
今回用いた細胞のソースはマウスの脾臓から分離したリンパ球でしたが、リンパ球以外の体細胞でも酸性処理で多分化能を有するようになるのか、ヒトの細胞でも同様のことができるのか、はこの技術が将来の再生医療に役立つかの鍵とも言える。
この研究成果がきっかけとなり、iPS細胞の時のように世界中の研究者がしのぎを削るんだろうな。
なんでも細いガラス管を通した細胞からは多くの幹細胞が得られたことが研究のきっかけだったそうな。
大抵はその事象には気づいても「そんなこともあるものだ」程度にしか捉えないじゃないかな~
細いガラス管を通った刺激が幹細胞への誘導に関与しているなんて閃かないよ~
たとえそういう仮説を立てられたとしてもこれだけの成果が得られるまで研究を継続できるか。
つまずけば、諦めたり、上から止めろと言われたりでお蔵入りになっても不思議じゃない。
それほど単純な原理、かつ、これまで成書で読んでいた細胞生物学の定説を書き換える結果。
サポートした周囲の研究者たちもすごいんだろうね。
たぶんこの技術が社会に役立つのは10年単位でだいぶ先のことでしょう。
会社の研究所にいては決して出来ない研究ですが、このひたむきさや丁寧さは見習わなければ。
閃きはなくとも少なくとも気づくことの感性は実験者の端くれとしては失いたくないな~