1週間出荷をお休みしています。
農場長の祐也です。
先週8日~9日にかけての大雪で
柴海農園では出荷をお休みしています。
雪に埋もれた畑
収穫を試みましたが、
葉が折れてしまったり、凍って傷みが見分けにくいなど
良い状態での収穫が困難なため出荷を断念することにしました。
出荷したいけど出荷できない。
実はこのことが、私に原点を思い出させてくれる結果となりました。
いままでは嬉しいことに、出荷に追われる毎日でした。
宅配セットのお客様、レストラン、八百屋出荷に加えて
新宿伊勢丹への出荷。
少しづつ売上が伸びて行くと同時に、
「出荷」という作業が辛くなって来てしまったことは事実です。
「大切に育てた野菜をお客さんに届けて喜んで頂く」ことが私の原点であり
原動力であったはずなのに 。
「~したい」から「~しなければならない」といった義務感に覆い尽くされてしまいました。
仕事ですので有る程度忙しい位じゃないと、収入がないのは事実ですし
ましてや農業ですので忙しくなるのは想定済みでした。
でも、出荷に追われる度に、精神的には少しづつ疲弊していたのだと思います。
そしてこの大雪での出荷停止。
実は出荷お休み初日は「休むチャンス!」と思っていました。
なかなか溶けない雪。出荷を試みても思うように収穫が出来ない。
農作業もできない、収穫もできない。
なんにも出来ない。
そうした状況に1週間おかれたことで
だんだんと農業をしたい!という欲が復活してきました。
今までの自分を振り返る時間をもらえた様な気がします。
作業ができない時間を使って、
自分がもっと農業に集中できるようになるために、
導入予定のシステムのデーターベースを入力したり
作付け計画を練り直したりする時間にあてることができました。
雪が溶けて、野菜の状態がどうなっているか不安もありますが、
溶けてからまた再スタートという気持ちで農業に打ち込めると
思います!!