https://youtu.be/9ATzQ1Sbq_U?si=8i7kMw7o-wWystc8

この動画のコメにもあり、よく言われる何故日本のメディアがジャニーの闇を追及出来ないのか?海外から追及されてから明るみになるなんて恥ずかしい、情けない、という主旨の意見。


しかし、そう遠くない昔、BBCも局の番組で司会者をやっていたジミー・サヴィルの性加害を隠蔽していてジャニーズと似たようなもんだったんだから、これに関しては、BBC に比べて日本のメディアはダメだと卑下する必要はさほどないと思う。確かその反省もあってBBCはジャニーズの件について追及しているのだとどこかで読んだ。


ジミーのWikipediaより一部抜粋


「ジャーナリストのモビーン・アザー英語版は、「サヴィルとバッキンガム宮殿、BBCは邪悪な三角関係にあった。」と述べており、イギリス王室、BBCとの関係が、悪行の隠蔽に寄与していたとみている[8]。またパンク・ロッカーのジョン・ライドンは当時からこの噂を耳にしており、1978年に出演したBBCのラジオ番組でのインタビュー中にそのことを指摘し発言したところBBCから出入禁止処分になったと語っている[10]

この他にもBBCは、事件発覚直後にサヴィルの犯行を追及する番組の放送を取りやめており[11]、しかもサヴィルの葬儀10カ月後に別の局で放送された告発番組を証拠がないとして非難まで行った。しかし番組の反響は大きく、被害女性が次々に声を上げ始めロンドン警視庁は捜査に着手。最終的にBBCはサヴィルによる性的暴力を隠蔽していたことを認め、信頼が大きく揺らぐ結果となった


こうした悪事を隠蔽する体質というのは、別に特定の企業にあるものではなく、企業の仕組みがそうさせているだけではなく、一人一人の個人の性質に由来しているものでもあり、喜怒哀楽のように世界中の人間に共通する心理だと思う。


いつも上から目線で他人を批判しているコメンテーターやSNSユーザーも、自分や仲間が失言や不祥事をして、批判される側になると、それを隠蔽したり、ろくに説明や謝罪や追及をしなかったりする。


多くの人にとって、仕事のミスを報告したり謝罪するのは辛い事のはずだし、同じミスでも、嫌いな人がするのと好きな人がするのでは、腹立だしさの度合いが違うはず。


都合の悪いものを隠蔽したいという気持ちは、一人一人の個人にもあるものだから、今のJ事務所やテレビ局の人間を完全に入れ換えたところで、結局同じ事は起きると思う。