2021年12月の思い出話です。


私は、このギャップがありすぎる男にとても興味が湧き、男の誘いに乗り会うことにしました。

「スラッとした痩せ型だから、すぐにわかるよ」とラインが来て現れたのは、拳を握って歌うのが特徴的だった演歌歌手です。

(ふぁっ!送ってきた写真は歌舞伎俳優のラブ◯ンだったじゃないか??)

加工を施すような男には思えません。

写真は奇跡の1枚なのでしょう。


私「はじめまして、ぽんこです」

男「ぽんちゃん、声も可愛いんだね!」


ホテル街です。男のめぼしのつけていたホテルに入る寸前で、「ごめんなさい、やっぱり帰ります」と私。「夫と子どもの顔が急に浮かんだんです、できない」と言葉が勝手に口をついてでました。

男 「困るよ、この間(前編読んで下さい)もノリノリだったじゃない」

私は半べそをかいて嫌だの一点張りを通しました。男は「お顔見せて」と言い、私のマスクをとり、「やっぱり可愛い」と鼻の下を伸ばしました。

男の提案で、喫茶店に入り、コーヒーを飲み、私の気が変わらないのを見て、駅で別れました。

星の爆発の話や洗車の話、面白かったな、ありがとう、少し申し訳なく思いつつ電車に乗りました。きっとホテルでも、あっと驚く面白いことがたくさんあっただろうな。


でも私は冗談抜きで大変なことになっていたのでした。