4団体統一世界スーパーバンタム級王者 井上尚弥(31=大橋:29戦全勝26KO)選手の次戦が、先行報道されていたとおり 5月4日(日本時間5日):米ラスベガスの T-モバイル・アリーナで WBA2位/IBF8位/WBO10位 ラモン・カルデナス(29=米:26勝14KO1敗)相手の防衛戦として行われることが、12日(日本時間13日)にトップランクから正式発表。
今年1月、金芸俊(韓国)を4ラウンドKOして以来のリングとなる井上選手は、WBC&WBO 5度目、WBAスーパー&IBF 4度目の防衛戦。
モンスターのラスベガス見参は、WBAスーパー&IBFバンタム級王者時代の21年6月にマイケル・ダスマリナス(比)を3ラウンドで沈めて以来、約3年11ヶ月(1415日)ぶり3度目となり、当地の新メッカとなっている T-モバイル・アリーナで試合を行うのは自身初=日本人初。
[ ついでながら、過去2度のラスベガス戦はいずれもコロナ禍中のことで、7ラウンドKO勝ちした20年10月のジェソン・モロニー(豪)戦(会場:MGMグランド・ザ・バブル)は無観客、ダスマリナス戦(会場:ヴァージン・シアター)は入場制限を実施しての開催。
もうひとつついでに、モンスターのアメリカのリング初登場は WBOスーパーフライ級王者時代の17年9月、カリフォルニア州カーソンでアントニオ・ニエベス(米)を 6ラウンド棄権TKOして6度目の防衛を果たした一戦 ]
対するカルデナスは今年2月、ブライアン・アコスタ(メキシコ=井上選手のスパーリングパートナーとして2度来日)に判定勝ちして以来のリングとなり、世界タイトル初挑戦。
17年4月に連敗中の中堅 ダニー・フローレス(メキシコ)に判定負けして初黒星を喫したものの、以後はここまで14連勝(7KO)中。
身長165センチとサイズ的にはモンスターと殆ど同じで、 “ ディナミタ(ダイナマイト)” のニックネームを持つ右ボクサーファイター。
暫くの間、井上選手の次の対戦者として取り沙汰されていたアラン・ダビド・ピカソ(メキシコ)とレベル的には大差ない=モンスターの牙城を脅かすほどの選手とは思えないにしろ、降って湧いたようなチャンスにカルデナス本人は「宝くじ(の高額当選)に近い幸運」とやる気満々だそうなので、好ファイトになるよう期待。
なお、アンダーカードには噂どおりラファエル・エスピノサ(メキシコ)vs エドワード・バスケス(米)の WBOフェザー級タイトルマッチが組み込まれる模様です。