前日計量:井上尚弥 vs 金藝俊 他アンダーカード | ボクシング・ダイアローグ

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明日24日:東京・有明アリーナで開催される 4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチをメインとするイベントの前日計量が横浜ベイホテル東急行われ、出場する選手全員が揃って規定ウェイトをクリア。

 

 

◇ 4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ ◇

 

[リミット=122ポンド∕約55.34キロ]

 

4団体統一王者 

井上尚弥(31=大橋:28戦全勝25KO)

◆ 55.2キロ

 

挑戦者 WBO11位 

金藝俊(キム・イェジュン 32=韓国:21勝13KO2敗2分)

◆ 55.2キロ

 

巷ではモンスター楽勝のムード一色、という感じですが、それはともかく…

 

キムはカウンターを得意とする云々、という一部の記事を見掛けたものの、過去の試合(ほぼダイジェスト∕ハイライト)をサラッと観た限りでは、積極的に前に出て手を出す伝統的な韓国人のスタイルに近い印象。

 

顎は平均よりは強そうには見えるので、自称・打たれ強いというのは本当かもしれないにしろ、井上選手は左ボディショットも得意としているだけに、さほどタフネス面のプラス材料にはならなそう。

 

ポール・バトラー(英)のように露骨に逃げ回られたら長引くだろうにしても、守り主体では勝てないことは当然キムも解っている筈ですから、結局はイチかバチか、当たって砕けろで行くものと自分は予想。

 

早ければ序盤のうちに、おそらくは中盤の 5~7ラウンドあたりでモンスターのKO∕TKO勝ちとみますが、強打に暫く耐えた末に沈んだアラン・ディパエン(タイ)と似たような格好でキムも終幕を迎えるのでは。

 

あれほど卓越した存在でありながら、井上選手には周りが楽勝ムードでもどんな格下相手でもしっかり仕上げて油断しない、舐めてかからないという内面的な強さもあり、それを併せて考えると超番狂わせの可能性は限りなくゼロに近いのではないでしょうか。

 

 

◇ WBOアジアパシフィック&OPBFウェルター級タイトルマッチ ◇ 

 

[リミット=147ポンド∕約66.68キロ]

 

WBOアジアパシフィック&OPBF王者

佐々木尽(23=八王子中屋:18勝17KO1敗1分)

◆ 66.6キロ

 

挑戦者 元日本同級王者

坂井祥紀(33=横浜光:29勝15KO14敗3分)

◆ 66.3キロ

 


◇ 60キロ契約10回戦 ◇

 

WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者

渡辺海(21=ライオンズ:13勝7KO1敗1分)

◆ 59.9キロ

 

日本同級王者

奈良井翼(24=RK鎌田:14勝10KO2敗)

◆ 60.0キロ

 


◇ 日本スーパーバンタム級タイトルマッチ ◇ 


王者 

下町俊貴(27=グリーンツダ:19勝12KO1敗3分)

◆ 55.1キロ

 

挑戦者13位 

平野岬(27=三松スポーツ:11勝5KO1敗)

◆ 55.1キロ

 


◇ WBOアジアパシフィック・ミニマム級タイトルマッチ ◇

 

[リミット=105ポンド∕約47.62キロ]


王者 

小林豪巳(25=真正:8勝5KO1敗)

◆ 47.5キロ

 

挑戦者 前日本同級王者 

高田勇(26=ライオンズ:15勝6KO8敗3分)

◆ 47.4キロ

 

 

長文になってしまうため、アンダーカードの予想はやめにしましたが…

 

坂井選手ガンバレ!で〆。