IBF世界ヘビー級タイトル戦をメインとする『リヤド・シーズン・ウェンブリーエディション』が 9月21日(日本時間22日):英ロンドンのウェンブリー・スタジアム開催で正式発表。
昨日、4団体統一世界ヘビー級王者 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)がIBF王座を返上したことについて投稿したばかりですが、内定が伝えられていたイベントが間髪置かずに発表された形。
◇IBF世界ヘビー級タイトルマッチ◇
王者
ダニエル・デュボア
(26=英:21勝20KO2敗)
vs
挑戦者3位/元WBA&IBF&WBO3団体統一王者
アンソニー・ジョシュア
(34=英:28勝25KO3敗)
この試合を〝正規王座決定戦〟とする情報も一部に見受けられますが、IBFの公式ホームページをチェックしたところ「6月25日にウシクから返上の申し出→ 26日に暫定王者デュボアを正規王者に認定:初防衛戦をジョシュアと行う旨の要請を受けている」と出ているため、決定戦ではなくデュボアの初防衛戦として行われると見て間違いなさそうです。
◇EBU欧州ミドル級タイトルマッチ◇
王者 WBC14位/IBF15位
タイラー・デニー
(試合時33=英:19勝1KO2敗3分)
vs
挑戦者 WBC&WBO1位/IBF4位
ハムザ・シーラズ
(25=英:20戦全勝16KO)
メインの他に、暫定を含め世界戦が2つ組まれているのを差し置いてセミファイナルにセットされた(らしい)欧州タイトル戦。
世界挑戦間近?なシーラズの売り込みアピール感が強いカード。
◇WBO世界ライトヘビー級暫定王座決定戦◇
1位
ジョシュア・ブアッツィ
(31=英:17戦全勝13KO)
vs
2位
ウィリー・ハッチンソン
(試合時26=英:18勝13KO1敗)
WBC&IBF&WBO王者 アルツール・ベテルビエフ(露/加)WBAスーパー王者 ディミトリー・ビボル(キルギス/露)の4団体統一戦の延期に伴い、WBOが設置する暫定王座の決定戦。
当初の話では確かブアッツィvsアンソニー・ヤード(英)だった筈ながら、最終的にそれよりランキング上位のハッチンソンで落ち着いた格好。
◇IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ◇
王者
アンソニー・カカセ
(35=アイルランド:22勝8KO1敗)
vs
挑戦者 元IBFフェザー級王者
ジョシュ・ウォーリントン
(33=英:31勝8KO3敗1分)
5月にジョー・コルディナ(英)を8ラウンドTKOして新王者となったカカセの初防衛戦。
IBFから指令されている筈の1位 エドゥアルド・ヌネス(メキシコ=26勝全KO1敗)との指名戦を先送りし、2連敗中で現在ノーランクのウォーリントンと選択防衛戦。
◇ミドル級12回戦◇
WBC6位/元WBOスーパーウェルター級王者
リアム・スミス
(試合時36=英:33勝20KO4敗1分)
vs
WBOスーパーウェルター級4位/IBF5位/WBC9位
ジョシュ・ケリー
(30=英:15勝8KO1敗1分)
昨年9月、クリス・ユーバンクJr.(英)とのダイレクトリマッチに10ラウンドTKO負けしたスミスが、ランキング的には格上となるケリーを相手に再起戦。
◇ライト級10回戦◇
WBC5位/IBF7位/WBA&WBO12位
マーク・チェンバレン
(25=英:16戦全勝12KO)
vs
ジョシュ・パドリー
(28=英:14戦全勝4KO)
売り出し中のチェンバレンとパドリーによる、英国人同士の全勝対決。
完全なるイギリス(圏)一色の興行ですが、共にパワーがあると同時に打たれ脆いデュボアとジョシュアの対戦はスリリングな攻防になるでしょうし、世界へのお膳立てを整えてもらったブアッツィや、強敵との指名戦を先延ばして英国人ウケするカードに変更してもらったカカセがその期待に応えられるか、日本でもコア層ファンは注目しそうなイベントです。