【結果】堤駿斗 vs アンセルモ・モレノ | ボクシング・ダイアローグ

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4月17日:後楽園ホールで開催された「LIFE TIME BOXING FIGHT 20」興行メインのフェザー級10回戦、WBC8位/WBA10位/前OPBF王者 堤駿斗(24=志成:4戦全勝1KO)vs WBA9位/元WBAバンタム級スーパー王者 アンセルモ・モレノ(38=パナマ:43勝15KO6敗1分)。

 

[堤選手は前日計量の1回目を約1.6キロ超過の58.75キロ、2時間後の再計量も50グラム落としただけの58.7キロで失格となり、当日午前10時の計量で61.12キロ以内であることを条件に試合許可→60.95キロでクリアして何とか開催/モレノは56.8キロで一発パス]

 

アマ13冠からプロに転向、3戦目でOPBF王座を獲得(のちに返上)した堤選手は、昨年大晦日の vsルイス・モンシオン・ベンチャーラ(ドミニカ共和国)に3ラウンドTKO勝ち(プロ4戦目で初のKO)して以来のリング。

 

かつて元WBCバンタム級王者 山中慎介(帝拳)氏と2度対戦(2ー1判定負け&7ラウンドTKO負け)した経験を持つ元WBAバンタム級スーパー王者モレノ(陥落後に山中氏に挑戦)は、その後スーパーバンタムを経てフェザー級に上げ現在7連勝3KO中、昨年3月ウーゴ・ベリオ(コロンビア)とのチェーンナップに判定勝ちして以来のリング。

 

アマチュアエリートからプロの世界タイトルを目指す堤 vs 世界王座を12度防衛した中氏に挑戦)を持つベテランの古豪〝チェミート(亡霊)〟モレノの一戦… 

 

結果は 堤選手が 3ラウンド 2:45 KO勝ち。

 

ABEMAの無料生配信を観戦していたものの、試合開始の直前に続きはABEMAでという表示と共にそのまま中継終了、結局観ることができずに終わりましたが…

 

(先頃パソコンが突然壊れ、やむなく携帯の方で視聴していたところ、観ていたABEMAのユーチューブはセミまでの配信:メインだけABEMAボクシングチャンネルで配信した?らしく、そっちに接続しようとモタモタしている間に時間が経ち、観れても途中からじゃんと嫌になってしまった)

 

速報等によると、3ラウンドに左アッパーでダウンを奪った後に連打で再び倒しテンカウントKOと、堤選手がプロで初めてのサウスポーとの対戦といった部分を苦にすることもなく、殆ど完勝だったようです。

 

なお堤選手は試合後、減量失敗の理由を

 

「2月25日から3月24日までの米ラスベガス合宿の最終日に高熱を発し、帰国後に新型コロナウイルス感染と診断され1週間寝込んだ。その後は後遺症で肺をやられ、スパーリングなどのまともな練習をまったくできなかった。

 

 以前インフルエンザで試合を中止しているので、今回メインイベントということもあり2度目は本当にまずいと思った。

 

 バイクをこぐ程度の練習で、栄養のあるものは殆ど食べずに過ごして前日の体重はあと2.8キロ、水分はとっていたため(水抜きで)何とか落とせるかと思ったが、汗を出そうとすると息が上がって肺に激痛が走り、できなかった。

 

 試合当日もウォーミングアップすると肺が苦しくなり、息が上がれば肺が言うことを聞かなくなる状態だった」

 

と説明、急遽設定されたキャッチウェイトでの試合、そして今後(6ヶ月のボクサーライセンス停止処分が科される)については

 

「負けることもプロの仕事のうちと考えたが、リングに変な感情を持ち込んだり、わざと負けたりするのはボクシングを侮辱することになるから、それはしてはいけないと思い全力で戦った。

 

 今日の自分には何も言う資格がない。いつになるかわからないが、このリングに戻ってこられるように精進する。

 

 フェザー級でやるのでは今回のペナルティにならないので、階級を変えざるを得ないかなという心境ではあるが、フェザーで続けるのも一つの考えだと思うので、チームで話し合って決めたい」

 

と、ウェイトアップも含めて復帰する意向をコメント。

 

アメリカで新型コロナ感染か… と感じた部分はあったにせよ、取り敢えずは治癒につとめ、その間に減量方法などについても再考してほしいところです。

 

 

それにしても… タッチ画面での文章入力というのは、自分のような人種にとっては長時間重労働だと改めて実感。

 

スマホ奴隷にならずにいることには誇りを持っているにしても、こういう事態になると不便この上なし。

 

音声入力も実用レベルで使えるほどではナシ、結局この投稿の文章も文字数からしたら異常な時間を消費&変なキーに触れてしまったのか、大部分を書いたところでブッ飛んで初めからやり直しが3回とか、たぶん自在にスマホやタブレットを使いこなしている人にはあきれ果てられる有り様。

 

そういう事情につき、今後の更新頻度は落ちそうですが…

 

パソコンなしでは他の日常的な面でも影響が大きく、どうしたものかと途方に暮れながら「投稿する」ボタンをチョン。