【結果】全勝対決×2:ヒッチンズvsレモス パチェコvsマッカルマン &ヤファイvsガウト | ボクシング・ダイアローグ

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4月6日(日本時間7日):米ネバダ州ラスベガスのフォンテーヌブロー・ラスベガスで開催されたマッチルーム・ボクシング興行。

 

メインはIBFスーパーライト級挑戦者決定戦、3位 リチャードソン・ヒッチンズ(26=米:17戦全勝7KO)vs 7位 グスタボ・ダニエル・レモス(28=亜:29戦全勝19KO)。

 

結果は ヒッチンズが 3-0(117-111、115-113×2)の判定勝ち。

 

レモスが前に出て攻めの姿勢を維持、対するヒッチンズはジャブを主体に動きながら迎撃する展開。

 

全体的に攻勢点ではレモスが勝るも、ポイントはヒッティングの精度でヒッチンズに多めに流れる、という格好で12ラウンズを終え、米亜の全勝対決はアメリカ人に軍配。

 

細切れ映像を雑に繋いだようなハイライトしか見つからず、内容的なことはわかりませんが、採点に関しては115ー113が妥当な線で、6ポイント差は違和感な印象。

 

なお、このヒッチンズの挑戦を受ける義務を負うこととなったIBF同級王者 スブリエル・マティアス(プエルトリコ)は、6月15日(日本時間16日)に母国のマナティで6位 リアム・パロ(豪)を相手にタイトル2度目の防衛戦が決定済み。

 

 

セミファイナルはWBCアメリカ&WBOインターナショナル・スーパーミドル級タイトルマッチ、王者 WBO2位/WBC&IBF5位/WBA13位 ディエゴ・パチェコ(23=米:20戦全勝17KO)vs 挑戦者 ショーン・マッカルマン(30=米:15戦全勝7KO)。

 

結果は パチェコが 3-0(98-92、97-93、96-94)の判定勝ち。

 

牽制&探り合いで始まった試合は、徐々にクリンチの多いもつれ合いの消耗戦となり、共に有効打のないままに規定ラウンドを消化、冴えないクロスファイトの末にパワー、プレスの差がモノを言った感じでパチェコが勝利。

 

ゆくゆくは打倒カネロ・アルバレスの有力候補に、と期待の大きいパチェコは今回はそのアピールはならなかったものの、全勝はしっかりキープして次に繋いだ形。

 

 

他、アンダーカードで行われたWBCインターナショナル・フライ級タイトルマッチ、王者/WBC&IBF&WBO7位 ガラル・ヤファイ(31=英:6戦全勝4KO/東京五輪フライ級金メダル)vs 挑戦者 アグスティン・ガウト(26=亜:21勝15KO1敗)は、ヤファイが 8ラウンド 2:40TKO勝ち。

 

初回から優位に立ったサウスポーのヤファイが以後もペースを維持、粘ったガウトながら8ラウンドにヤファイがラッシュをかけるとレフェリーが止め、TKOで試合終了。

 

既にプロの水にも順化済みなヤファイ、フライ級はWBA王者 ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)選手を筆頭に日本人と関係性の深いクラスだけに、その意味でも今から注目しておきたいところです。