元OPBF&WBOインターコンチネンタル・ライト級王者 中谷正義(34=帝拳)選手が29日、自身のツイッターで現役引退を表明。
11年6月に井岡ジムからプロデビュー、7戦目の14年1月に加藤善孝(角海老宝石)氏に判定勝ちしてOPBF王座を獲得、18年12月までの約5年間で連続11度の防衛に成功(返上)。
19年7月、米オクソンヒルでテオフィモ・ロペス(米=のちの3団体統一ライト王者)とのIBF挑戦者決定戦に臨み判定負けで初黒星、その後一時引退を表明したものの、20年に帝拳ジムへ移籍して復帰。
同年12月に米ラスベガスで再起戦を行い、フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)に9ラウンドTKO勝ちでWBOインターコンチネンタル王座(日本未公認)を獲得。
その次戦の21年6月、再びラスベガスのリングで元世界3階級王者 ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と対戦し、9ラウンドTKO負け。
22年6月に改めて再起、昨年11月に吉野修一郎(三迫)選手のWBOアジアパシフィック・ライト級タイトルに挑んで6ラウンドKO負け。
この国内での初めての敗戦がラストファイトとなった形。
プロ通算戦績:20勝14KO3敗
当時の次期世界王者の筆頭だったロペス、躓きから立て直し中だったホープのベルデホ、そして既にスーパースターだったロマチェンコと、立て続けにアメリカで戦ってインパクトを残した中谷選手は、長身を利したスタイルで世界へもう一歩の所まで迫った好選手。
長いことお疲れさまでした、と共に、新たな人生でも頑張って頂きたいと思います。