【結果】アジアパシフィック+日本タイトル戦×4(東京・大阪トータル)&尾川堅一・岩田翔吉 再起戦 | ボクシング・ダイアローグ

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4月1日は、東京・後楽園ホールとエディオンアリーナ大阪第2競技場で興行開催。

 

東京は日本タイトル戦1、帝拳の元世界王者・尾川堅一&世界挑戦者・岩田翔吉 両選手の再起戦:大阪はアジアパシフィック戦&ダブル日本タイトル(うち1つは暫定)戦。

 

<東京の方は、帝拳プロモーション&動画配信サービス U-NEXT による「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」(先ごろ終了した日テレ「ダイナミックグローブ」のネット配信新シリーズ)第1回興行。

 大阪は「3150FIGHT SURVIVAL vol.4」興行>

 

●東京

 

[日本フライ級王座決定戦]

 

1位

山内涼太(28=角海老宝石:9勝8KO2敗)

vs 

7位

永田丈晶(25=協栄:4戦全勝)

 

結果は 永田選手が 3-0(96ー94×3)の判定勝ち、ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)選手が返上した王座を獲得。

 

白熱の打撃戦となった試合は、豊富な運動量で動き回りパンチの正確さで上回った永田選手が3ジャッジ同一スコアのユナニマスで勝利。

 

 

[60.0キロ契約(スーパーフェザー級リミット+1キロ強)10回戦]

 

元IBF世界スーパーフェザー級王者

尾川堅一(35=帝拳:26勝18KO2敗1分1NC)

vs

タイ国ライト級3位 

クライ・セッタポン(36=タイ:32勝22KO9敗)

 

結果は 尾川選手が 5ラウンド 2:39 TKO勝ち、世界王座から陥落したvsジョーコルディナ(英)以来の再起に成功。

 

序盤からペースを握った尾川選手が、5ラウンドにボディと顔面への右ストレートで立て続けに2度ダウンを奪った後、もう一発右を決めて3たび倒し、レフェリーストップ。

 

 

[ライトフライ級10回戦]

 

WBO7位

岩田翔吉(27=帝拳:9勝6KO1敗)

vs

WBOアジアパシフィック同級15位 

ジェローム・バロロ(23=比:7勝4KO2敗)

 

結果は 岩田選手が 3ラウンド 1:07 KO勝ち、昨年11月の世界初挑戦で判定負けしたジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)戦からの再起に成功。

 

初回から打ち合いの様相となった試合は、3ラウンドに岩田選手が右ストレートでダウンを奪い、立ち上がったバロロに左ボディをねじ込みもう一度倒してテンカウントKO。

 

 

他、アンダーで行われた53.0キロ契約8回戦、矢代博斗(26=帝拳:3戦全勝3KO)vs ナッタポン・ジャンケーウ(26=タイ:10勝6KO1敗)は、矢代選手が 7ラウンド 0:42 TKO勝ち。

 

ナッタポンのペースとも映る流れで迎えた7ラウンド、矢代選手の右フックが炸裂、このワンパンチで崩れ落ちたナッタポンにレフェリーがノーカウントでTKO宣告。

 

 

●大阪

 

[WBOアジアパシフィック・バンタム級タイトルマッチ]

 

王者 

西田凌佑(26=六島:6戦全勝1KO)

vs 

挑戦者スーパーバンタム級13位

ソンセン・ポーヤム(23=タイ:19勝13KO3敗)

 

結果は 西田選手が 3-0(120-107×3)の判定勝ちでタイトル3度目の防衛。

 

KOは逃したものの、3ジャッジが揃って13ポイント差をつける圧勝。

 

 

[日本スーパーフェザー級タイトルマッチ]

 

王者 

坂晃典(31=仲里:22勝19KO6敗)

vs 

挑戦者1位 

原優奈(28=真正:12勝6KO2敗1分)

 

結果は 原選手が 4ラウンド 1:03 TKO勝ちで新王者、王座陥落の坂選手はタイトル3度目の防衛に失敗。

初回、坂選手が右で先制のダウンを奪うも原選手が同ラウンド中から立て直し、4ラウンドに右ストレートでダウンを奪い返してレフェリーストップ。

 

 

[日本スーパーウェルター級暫定王座決定戦]

 

1位 

中島玲(24=石田:5勝1敗)

vs 

2位 

加藤寿(37=熊谷コサカ:12勝8KO10敗2分)

 

結果は 中島選手が 9ラウンド 1:27 TKO勝ち、暫定王座を獲得。

 

暫定ながら、中島選手はキャリア初のストップ勝ちで王座戴冠。

 

 

他、アンダーで行われたバンタム級8回戦、元WBA世界ミニマム級王者 宮崎亮(34=KWORLD3:26勝17KO3敗4分)vs 中村祐斗(26=市野:11勝8KO7敗2分)は、中村選手が 4ラウンド 2:07 TKO勝ち。

 

2ラウンド、宮崎選手が右フックで先にダウンを奪うも、4ラウンドに中村選手が右カウンターでダウンを奪い返し、最後は反撃できずクリンチで凌ごうとする元世界王者にレフェリーがストップを宣告して試合終了。