7月13日、東京・大田区総合体育館で開催されるWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ、王者 井岡一翔(志成)vs 1位 ドニー・ニエテス(比)リマッチ興行のアンダーカード。
[バンタム級8回戦]
元WBC世界フライ級王者
比嘉大吾(26=志成:17勝17KO2敗1分)
vs
OPBFバンタム級10位/元WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王者
フローイラン・サルダール(33=比:32勝22KO5敗1分)
比嘉選手は昨年4月、西田凌佑(六島)選手に3ー0判定負けでWBOアジアパシフィック・バンタム級王座を明け渡して以来、約1年3ヶ月ぶりの再起戦。
対するサルダールは、これまで16年9月に井上拓真(大橋)選手に初回ダウンを奪いながらも3ー0判定、18年7月に当時のWBOフライ級王者 木村翔(花形)選手に挑戦し6ラウンドTKO、20年2月には当時のWBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王者 福永亮次(角海老宝石)選手に挑んで7ラウンドTKOでそれぞれ敗退しているものの、その経歴により日本のファンにも認知されている選手。
昨年12月の最新試合で元WBAスーパーフライ級王者 アンドリュー・モロニー(豪=井上尚弥選手に挑んでKO負けしたジェイソン・モロニーの双子の弟)に3ー0の判定負けを喫しており、同じくこれが再起戦のリング。
[フェザー級8回戦]
フィリピンフェザー級王者/OPBF5位
ジョン・ジェミノ(30=比:23勝13KO13敗1分)
vs
堤駿斗(22=志成)
高校6冠、高校生での全日本選手権優勝、世界ユース選手権優勝などアマチュアでトータル13冠を獲得した堤選手が、異例のA級デビュー戦。
(今年4月にB級(6回戦)プロテスト合格後、日本ボクシングコミッションにA級ライセンスを申請、特例で認可)
5月中旬から末までの約3週間弱、井岡選手のトレーナーを務めるイスマエル・サラス氏のジム(米ネバダ州ラスベガス)で合宿し、2012年ロンドン(フライ級)、16年リオデジャネイロ(バンタム級)の2大会連続でオリンピック金メダルを獲得したWBA/WBOフェザー級12位 ロベイシ・ラミレス(キューバ)と計21ラウンドのスパーリング。
ジェミノは今年4月にマイケル・エスコビアなる同胞をTKO、戦績は中堅どころという感じながらプロで既に37戦をこなしており、元エリートアマとはいえデビュー戦の選手が戦うには充分すぎるキャリアの持ち主。
[スーパーフェザー級8回戦]
元WBOアジアパシフィック・フェザー級王者
森武蔵(22=志成:12勝7KO1敗)
vs
プレスコ・カルコシア(24=比:10勝9KO1敗1分)
昨年5月、OPBF王者の清水聡(大橋)との2冠統一戦に3ー0判定で敗れ、初黒星を喫して以来となる森選手は、約1年2ヶ月ぶりの再起戦と共に薬師寺ジムから移籍後の初戦。
カルコシアは今年2月、ロネル・ソンキット(比)を4ラウンドKOして以来のリングで、これまで特筆する星はないものの、高いKO率をマークしているフィリピーナ。
… という感じで、看板選手からルーキー、元王者の移籍組と、志成ジム勢が大集結する興行となっています。