ジョージ・カンボソスJr. 6/5 メルボルン開催予定の初防衛戦はvsロマチェンコが有力 !? | ボクシング・ダイアローグ

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世界ライト級4冠統一王者 ジョージ・カンボソスJr.(豪)vs元世界3階級王者 ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が対戦合意に達した、という情報が一部で流れてから10日ほど経過。

 

15日(日本時間16日)、ESPNのマイク・コッピンガー氏の発信したSNS等が主なニュースソースだったよう?ですが・・・

 

正確にはまだ試合が決まった訳ではなく

 

*オーストラリア開催

*カンボソスJr.が敗れた場合、オーストラリアで再戦するオプション条項

*アメリカの放映時間(ESPNが中継の前提)に合わせ、試合はオーストラリアの日曜の昼に行う

 

といった条件をロマチェンコ側が受け入れた段階に過ぎないらしく、対戦契約を詰めていくのはまだこれからの模様。

 

とはいえカンボソスJr.次戦の計画が進行中なのは確かで、日取りは6月5日、会場は豪ビクトリア州メルボルンのマーベル・スタジアム(開閉式の屋根を備えたドーム型スタジアム:収容人員5万3000人強/最大5万6000人強)で内定と伝えられており、残るは概ね対戦相手の選定のみ。

 

ロマチェンコは早い段階からオーストラリア行きOKを表明しており、意外に早く話が纏まりそうな感もあったものの・・・ カンボソスJr.には、WBC同級王者 デビン・ヘイニー(米)との対戦案も同時進行。

 

昨年12月、ジョセフ・ディアスJr.(米)戦を終えてリングを降りたヘイニーと観戦に来ていたカンボソスJr.が挑発し合い、対戦ムードを煽り立てるかの場面もありました。

 

両者は同じWBCライト級王者ながら、チャンピオンとして先輩&実績も上回るヘイニーは〝格下〟とも見做される正規王者の一方、テオフィモ・ロペス(米)に勝っただけに過ぎないカンボソスJr.は〝名誉称号的特別枠〟のフランチャイズ王者と同時に他の3団体タイトルも持つ統一王者ということで・・・

 

軸というか、主役に見られるのはどうしてもオーストラリア人の方。

(技巧派のヘイニーは試合が盛り上がりにくく、人気とインパクトに欠ける点もかなり作用している筈)

 

ビッグマッチへの要望もあってか、最近になってからはヘイニー側もロマチェンコが提示されているのと同じ条件を呑み、カンボソスJr.と対戦交渉を進めていたみたいですが・・・

 

現実的・具体的に意思表示をしているのはやはりロマチェンコの方で、現状もまだ表立った進展は聞こえていないものの、どうやらカンボソスJr.の初防衛戦の相手はウクライナのハイテクマシーンになりそうな流れであると、その点は概ね間違いない?感じです。

 

個人的にも、カード的にはヘイニーよりロマチェンコの方が断然いい、とは思うんですが、ただWBCのフランチャイズ王座というのはご都合主義な屁理屈の産物としか考えられないため、その意味ではカンボソスJr.vsヘイニーを先にやり、まず団体内タイトルを1本化してほしい気持ちも。

 

でもまぁ・・・ 噂どおり対戦の機が熟しているのであれば、堅苦しいことにはいちいち拘らずに、カンボソスJr.vsロマチェンコ実現に期待を集中させればいいか、と一先ずは割り切り。

 

正式決定の報が待たれる一戦です。