ku:nel リニュアル事件
ku:nelリニュアル事件をご存知でしょうか?
丁寧な暮らしをしている市井の人に焦点を当てた良雑誌でした。
これが一回の休刊を経てリニュアルされたのですが、全く違うテイストの雑誌になってしまったということで、アマゾンのレビューが炎上した、というものです。
本事件の注目点は、このレビュー。
みなさんのコメントが、いちいち秀逸なのです。
文章が上手く、理論的で例え話も唸るほど。
もう、レビューが文の上手な人の大喜利みたいになっています。
逆にレビューだけ集めて本作れそうなほど。
読ませる文章、引き込まれること山の如し。
定価700円が、今だいたい一冊1000円くらい。
いいえ。
影響されたので、図書館で借りてきました。
マガジンハウスは2年くらい前にもananを急に芸能人本にリニュアルさせて大失敗しており、迷走してますな。
本好きにとっては紙媒体、踏ん張って欲しいと思いますが、そもそもその本好きがお金を落とさないのも原因なわけで。
小説『図書館戦争』で、やがて本が美術品のような扱いとなり、高価で趣味人だけがお金を使って手に入れるものとなる(大意)、というような件があり、あながちあたらずとも遠からずかもなと思いました。
ビルの話
JR大阪駅は大変美しい建物だと思います。
シャープな現代建築。
直線、金属、四角のなんと美しいデザイン。
駅は四方が閉じられておらず、外と内が曖昧な空間。
でも雨には濡れない。
日差しは避けられる。
風は通る。
店が立ち並ぶ。
電車が出入りする。
人が立体交差する。
左手には空中庭園のある梅田スカイビル。
あの光の中ではたくさんの人が遅くまで働いています。
話は変わりますが、ネズミ。
家ネズミにはドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの三種類がいます。
ビルはもっぱらクマネズミが、はばをきかせています。
乾燥した空気や空調の配管などはクマネズミにとって最高の住環境。
飲食店なんかあればそこはもうパラダイス。
外敵はほとんどいないし。
たまにそのネズミを追いかけて猫が入り込み、出られなくなったりします。
もしかすると、ネズミは上手に猫を罠に仕掛けて逃げているのかもしれません。
ビルは人間だけのものではなく、普段は見せない不思議な顔をもっているのです。
地下のポンプ室やエレベーター機械室は、歯車工場(イメージ)みたい。
ゴオンゴオンと大きな音が鳴り響く以外は耳がキーンなるほど静か。
異空間に紛れたごっこができます。















