通院日記★味覚
昨日は、隔週の通院日。
今回は口腔外科だけの診察でした。
前回の肉毛の細胞検査は異常なし。
ちょっとした炎症だったようです。
あれから出血もなく落ち着いています。
ただこの1週間、右の耳が聞こえずらいので
主治医に「先生~耳が聞こえないんだよね!」と話したところ
まわりにいた歯科衛生士のみさなんが、
一斉に振り返って心配そうに私を見る。
「まったく聞こえないってわけじゃなくて、
そんなに心配するほどじゃないんだけど
聞こえずらいというか、なんというか、、、 」
大慌てでフォロー
耳が聞こえなくなるのは、昨年の5月から度々あって
しばらくすると落ち着いたりするんだけど
今回は今までで一番聞こえずらい。
小さい耳鳴りもしてる。
たまに下向きにかがんだりすると
耳の中が"キーン!"と痛む。
「耳は聖域なんだよね~」と言う先生は、
あまり耳には詳しくないようで
耳鼻科に予約をいれてくれようとしたのだけれど、
何度も病院に来るのが面倒になり(診察の曜日が違う)
抗生物質でしばらく様子をみることにした。
ダラシンという薬。1日食後に3回。
下痢しやすくなるみたいなので、整腸剤も一緒に服用。
薬で治まってくれるといいなぁ。
ここ数年、母の耳がめっきり遠くなった。
そこにきて私の滑舌がはっきりしないので、
余計に私の話すことが理解できないみたい。
片耳ですら不便に思うのだから、
両耳が聞こえないというのは困ったものだろうな。
*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*
先週、リハビリでお世話になったT先生から連絡があり
舌癌の患者さんが、先輩の話を聞きたがっているとのことで
診察の前にお会いしてきた。
その患者さんは、 39歳男性のUさん。
私が退院した後の昨年6月から、抗がん剤治療が始まり、
3回入院をした後で手術。1月に退院したばかりだそうだ。
彼も末期のステージ4で、両方のリンパにも転移。
移植する皮膚は、お腹も足ももってこられず、
胸のあたりの皮膚を移植したらしい。
口の中を見せてもらったら、
舌は奥の方にあるだけでほとんどなく、
すぐに私の移植した舌のような黄色っぽい皮弁が見えた。
歯は残っていたから、噛むことはできるみたいだけど
舌がないので飲み込むのが大変だそうだ。
口の中で物が動いてしまうので、横になって噛むようにして
後ろに倒れた姿勢で、飲み込むようにしているらしい。
T先生が、2ヶ月ぶりに会った私のしゃべりを聞いて、
"すごくはっきりするようになった"といって驚いてくれた。
自分ではわからないけれど、私が退院した頃も、
Uさんと同じぐらいにしか話せていなかったらしい。
30分程度だけれど、
いろいろなお話をさせてもらった。
食べることも、あの時は2時間以上かかっていたけれど
箸をつかって口の中のものを動かすようにした話や
腕が真横より上にあがらないこと、
うがいができないこと、水が一口で飲めないこと、、、。
彼は、今の状態よりあまり良くならないのではと
心配していたけれど、
私もあの頃は、その先がどうなるかなんて、
さっぱり予想できていなかったと思う。
彼は、退院して間もないというのに、
つい先日、公園でおにぎりを食べたそうだ。
箸のかわりに指を使って。
そして、3ヶ月後から仕事に戻ると言っている。
T先生に、どう思う?と聞かれたので
「気持ちや体力の問題より、お金のこともあるだろうから」
と答えた。
家にいても、話したりするわけではないから
そういう意味ではいいリハビリになるだろうと先生が言った。
私とUさんでは、大きく違うことがひとつある。
"半分でも、舌があるかないか"
味覚を感じる舌がほとんどないので
"苦味"と"しょっぱさ"しかわからないのだそうだ。
抗がん剤治療をしていた時に、一時期
私も味がわからなくなった時があった。
甘いものを、甘いと感じない。
料理の旨みも、わからない。
おいしいものを、おいしいと感じない。
何のアドバイスもできない。
私の病気なんて、ちっちゃいもんだ。
今よりは、ほんの少しでもよくなるように、
そして、味はわからなくても、
いつの日か楽しい食事ができるようになる日を
願っています。
今回は口腔外科だけの診察でした。
前回の肉毛の細胞検査は異常なし。
ちょっとした炎症だったようです。
あれから出血もなく落ち着いています。
ただこの1週間、右の耳が聞こえずらいので
主治医に「先生~耳が聞こえないんだよね!」と話したところ
まわりにいた歯科衛生士のみさなんが、
一斉に振り返って心配そうに私を見る。
「まったく聞こえないってわけじゃなくて、
そんなに心配するほどじゃないんだけど
聞こえずらいというか、なんというか、、、 」
大慌てでフォロー
耳が聞こえなくなるのは、昨年の5月から度々あって
しばらくすると落ち着いたりするんだけど
今回は今までで一番聞こえずらい。
小さい耳鳴りもしてる。
たまに下向きにかがんだりすると
耳の中が"キーン!"と痛む。
「耳は聖域なんだよね~」と言う先生は、
あまり耳には詳しくないようで
耳鼻科に予約をいれてくれようとしたのだけれど、
何度も病院に来るのが面倒になり(診察の曜日が違う)
抗生物質でしばらく様子をみることにした。
ダラシンという薬。1日食後に3回。
下痢しやすくなるみたいなので、整腸剤も一緒に服用。
薬で治まってくれるといいなぁ。
ここ数年、母の耳がめっきり遠くなった。
そこにきて私の滑舌がはっきりしないので、
余計に私の話すことが理解できないみたい。
片耳ですら不便に思うのだから、
両耳が聞こえないというのは困ったものだろうな。
*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*
先週、リハビリでお世話になったT先生から連絡があり
舌癌の患者さんが、先輩の話を聞きたがっているとのことで
診察の前にお会いしてきた。
その患者さんは、 39歳男性のUさん。
私が退院した後の昨年6月から、抗がん剤治療が始まり、
3回入院をした後で手術。1月に退院したばかりだそうだ。
彼も末期のステージ4で、両方のリンパにも転移。
移植する皮膚は、お腹も足ももってこられず、
胸のあたりの皮膚を移植したらしい。
口の中を見せてもらったら、
舌は奥の方にあるだけでほとんどなく、
すぐに私の移植した舌のような黄色っぽい皮弁が見えた。
歯は残っていたから、噛むことはできるみたいだけど
舌がないので飲み込むのが大変だそうだ。
口の中で物が動いてしまうので、横になって噛むようにして
後ろに倒れた姿勢で、飲み込むようにしているらしい。
T先生が、2ヶ月ぶりに会った私のしゃべりを聞いて、
"すごくはっきりするようになった"といって驚いてくれた。
自分ではわからないけれど、私が退院した頃も、
Uさんと同じぐらいにしか話せていなかったらしい。
30分程度だけれど、
いろいろなお話をさせてもらった。
食べることも、あの時は2時間以上かかっていたけれど
箸をつかって口の中のものを動かすようにした話や
腕が真横より上にあがらないこと、
うがいができないこと、水が一口で飲めないこと、、、。
彼は、今の状態よりあまり良くならないのではと
心配していたけれど、
私もあの頃は、その先がどうなるかなんて、
さっぱり予想できていなかったと思う。
彼は、退院して間もないというのに、
つい先日、公園でおにぎりを食べたそうだ。
箸のかわりに指を使って。
そして、3ヶ月後から仕事に戻ると言っている。
T先生に、どう思う?と聞かれたので
「気持ちや体力の問題より、お金のこともあるだろうから」
と答えた。
家にいても、話したりするわけではないから
そういう意味ではいいリハビリになるだろうと先生が言った。
私とUさんでは、大きく違うことがひとつある。
"半分でも、舌があるかないか"
味覚を感じる舌がほとんどないので
"苦味"と"しょっぱさ"しかわからないのだそうだ。
抗がん剤治療をしていた時に、一時期
私も味がわからなくなった時があった。
甘いものを、甘いと感じない。
料理の旨みも、わからない。
おいしいものを、おいしいと感じない。
何のアドバイスもできない。
私の病気なんて、ちっちゃいもんだ。
今よりは、ほんの少しでもよくなるように、
そして、味はわからなくても、
いつの日か楽しい食事ができるようになる日を
願っています。