<8/24日の続きです>


昨日の興奮冷めやらぬ中、第二試合が


始まります。監督、3年生の父兄、


野球部員は宿泊ホテルからこまちスタジアムへ。


中学の吹奏楽部、応援団、先生方、地域の方、


そして、野球部の1、2年生の父兄は


改めて地元からの出発です。


そして、一試合目の勝ったと言う事で、


この2試合目から、2、1年生の父兄も


ほとんどが仕事を休んだりして、


応援に駆けつけました(平日の試合だったので)


私はこの時まだ働いておらず、


夫は、息子の中学の応援に行きたい


一心で職業訓練をお休みしての参加。


もちろん、暑さに負けないように、


薬を常備して、万全の体制です。


「パパ、体調大丈夫?」


連日、秋田市と大館市を往復して、


しかも運転もしてくれていたので、


疲れが出ているのではないかと


心配でしたが、「ぜんぜん。だって、


こんな事一生あるか、ないかだよ!


今日勝ったら、明日も俺、行くよ!」


夫は楽しそうでした。


楽しそうな夫を見るのは私の


気持ちも安心されてくれました。


車の中で、改めて、息子が


野球を始めてくれた事に


感謝していました。


息子が野球をやってなかったら、


こうやって、パパが何かに夢中に


なって、病気の事を忘れるくらいに


なってなかったかもしれない。


やりがいを見つけられずに、


ずっと、家の中で寝たきりだったかも


しれない。


私は、なにかに、引っ張られて


いるような気がしてなりませんでした。


その何かとは、不安とか、悲しみではなく、


トンネルの向こうに見える小さな光の


ような気がしていました。


さて、この3時間通いの応援も


2日目なので、慣れてきて、あっと


いう間に会場に着きました。


今日の試合は、昨日に引き続きの


強豪校。


秋田で優勝した事のある中学校です。


私の中では、正直、ここに勝つのは、


昨日よりも難しいだろうな。


と考えていました。


そして、立ち上がり。なんと1回の表で


3点を先制されました。


しかし、なんと、2回の裏でこちらも


3点を入れました。


すごい。すごい試合になっていきました。


昨日も書いたように、中学の野球は


7回までです。それが、点数が入らない


同点のまま、12回(!)の延長になって


いました。この12回の延長で点数が


入らなければ、引き分け再試合に


なってしまいます。


12回の裏になっていました。


うちが後攻だったので、これで、点数が


入れば、サヨナラです。


ところが・・。またも奇跡が起きました。


12回の裏にきて、ノーアウトから、塁に


進んだのです。送球ミスから2塁に


進みました。


そして、迎えた、T君。うちの中学の


お祭り男(!)と呼ばれているT君。


好機に強い打者。


低めのきた直球を狙い打ち。球は、ぐんと


のびて、サヨナラのランナーが塁に戻ってきました。


大いに歓喜に沸いたことは言うまでもありません。


この試合で改めて3年生のチームワークのよさを


見ることができました。ピッチャーのM君は


7回と10回にノーアウトから、満塁のピンチを


2度も背負い、それを切り抜けてくれました。


ピッチャーと、内野、外野陣の信頼と、


選手一人一人の練習の賜物でした。


こうして2時間43分の激闘に幕がおりました。


あまりに長い試合と、勝ったよろこびで


少し、放心状態になる程でした。


しかし、昨日と同じで、父兄はこれから


やることが待っています。そうです。


洗濯です(笑)。昨日よりも洗濯部隊の


人数が増え、みな、勝ったよろこびで、


昨日にもまして、コインランドリーで


盛り上がりました。


買出しや、雑用が終わると、明日に向けて、


帰宅です。


学校の吹奏楽部、応援団、先生もひとまず、


帰宅。往復6時間近くなる応援でみな


大変でしたが、誰も疲れなど、見せていませんでした。


むしろ、みな、勝利の歓喜に輝いていたほどです。


帰りの車の中で、夫は、「あ~。信じられない。


信じられない。勝ったよ~」といいながら、嬉しそうでした。


私も疲れなど、吹っ飛んでいました。


明日は準決勝。もし、明日勝てば、


決勝です。


全校生徒78名の小さな中学の野球が奇跡を


起そうとしていました。


<つづく>