「俺、奥さんいるけどキミが好き」
これは、筆者が20代の頃、実際に既婚男性から言われたことのあるセリフです。
あまりに衝撃的かつ露骨すぎて、一言一句を今でも克明に記憶しています。
筆者は「この人、何言ってんだろう？」とがく然としましたが、そんな風に独身女性に手を出そうとする不倫既婚男性は少なくありません。
最愛の女性に永遠の愛を誓ったはずなのに、奥さん以外の人に目が向く既婚男性は、全然珍しくないのです。
絶対的存在である『妻』を手に入れたにも関わらず、既婚男性はなぜ不倫してしまうのか……？
浮気がちな不倫既婚男性の頭の中を、少し覗いてみたいと思います。
不倫をする既婚男性について考える時、その人が根っからの浮気性かどうかを、まず見極めます。
それは、独身時代も複数の女性と同時に付き合っていたり、「自分がモテていること」に大きなステイタスを感じたりするタイプが該当します。
実は、そうしたタイプは恋愛が大好きで、そもそも結婚には不向きな人なのです。
妻という一人の女性に限定した夫婦関係は窮屈で仕方ないはず。
だから、既婚男性は隙あらば浮気をするのでしょう。
しかも、恋愛大好きタイプの既婚男性は、不倫をする時にあまり罪悪感を覚えません。
妻や家庭に対する責任感より、自分が楽しむことを優先してしまうので、なかなかタチが悪いといえます。
一方、夫が根っからの浮気性ではない場合、不倫に走る可能性は2つに絞られます。
1つは「妻への愛情を感じられないケース」。
結婚後に妻が愛の冷めるような言動を示したり、外見などが大幅に劣化したりして、夫の「愛すべき絶対的存在」のポジションから落っこちてしまうと、既婚男性の視野には妻以外の女性が急にキラキラして見えてきます。
離婚まで想定していれば、躊躇なく気に入った女性に手を出そうとしますし、離婚まで考えていなくても、妻に愛想を尽かしたがゆえに溜まる不満を別の女性でまかなおうとするのです。
この時、既婚男性は自分の周りにいる女性たちに対して、「妻とは離婚して、再婚したい」を最上級に、「恋人として付き合いたい」「エッチを楽しみたい」「何となく、イイな」というランク付けを行います。
そして、自分のスタンスに合わせた不倫の楽しみ方をするのです。既婚 男性