こんにちは
ひまわりまみーです
このブログへおいでくださってありがとうございます。
どうぞよろしくお願いします
♪゜・*:.。. .。.:*・♪*:.。. .。.:*・♪゜・*:.。. .。.:*・♪*:.。. .。.:*・♪
夫の気持ち①はこちらです。
「そういえばお父さん、さっき誰かと外で話してなかった？」
「ああ、お隣のご主人だよ」
それから夫はお隣のご主人との会話を話しはじめた。
お隣のご主人はすでに定年退職されて家にずっといる。
どうも、お酒が友達のようだ。
夫はそんなご主人のさみしい時の話し相手。
おれはね、ああいう人の気持ちがわかるんだよ。
前の妻も７年間アル中だった。
家内の母親もずっとだ。
そんな二人をそばでみなきゃならなかったからな。
あのご主人な、勤めている頃は
仕事が大変やったけ、ストレスを酒でまぎらわせて
奥さんにけっこう手をあげよったらしい。
だけ、いま奥さんから冷たくされてな。
奥さんは毎日朝から出かけてしまって
ご主人はほったらかされとるけ。
それにもうご主人のほうが病気もして、弱ってきたけな。
なおさらこたえるよな。
そやけ、奥さんへの愚痴をきいてやりよる。
ご主人も大変な仕事やったけですな、
ようわかりますよっちいうてな。
けど、おれは言うんよ。
「そやけど
やっぱあ、奥さんがおったけですな
ご主人も仕事できたし、可愛いお孫さんが
おられるんやないですか。
わたしも以前は、
自分が気に入らんからっちいうて
女房を怒鳴って
ここから出ていけーっちいいよったですもんね。
ひどいことも結構いいよったですよ。
しかし、今は私は自分の子どもが可愛いでたまらんとです。
子どもの顔見たら
こんな自分でも子どもを授かってありがたいっち
素直におもえるとですよ。
そしてね、いろいろ言うたって
子どもは母親が大好きなんですよ。
子どものこと思うたら
母親にはいつも明るく元気でいてもらわんと
いかんとおもいますしねぇ。
自分もこれから年とっていって
やっぱあ家内には元気でおってほしいとですよ。
そやけどね、
家内はかなり傷ついとるですよ。
ご主人の奥さんだって
ものすご傷ついとるんですよ。
謝ったらいい。
あやまるしかないでしょうが。
すまんやった。
すまんやったちいうて。
奥さん、出ていかんで
毎日夕方には帰ってくるんでしょうが。
いいやないですか。
見捨てられとらんですけ」
夫はお隣のご主人に言ったままを
私に話してくれた。
「奥さんだって
ご主人がすまんやっったち
あやまってくれたら
それだけで、もういいよと思うとおもうんやがなあ。
長年、つれそうとる夫婦やけ
そういうもんやろう、なあ」
ああ、これは私への夫の気持ちだよな。
そう思った。
話しききながら泣いたよ私。
お父さんがそんなふうに思うようになってくれるなんてね。
ほんとよかった。
今回も読んでくださってありがとうございます
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「そういえばお父さん、さっき誰かと外で話してなかった？」
「ああ、お隣のご主人だよ」
それから夫はお隣のご主人との会話を話しはじめた。
お隣のご主人はすでに定年退職されて家にずっといる。
どうも、お酒が友達のようだ。
夫はそんなご主人のさみしい時の話し相手。
おれはね、ああいう人の気持ちがわかるんだよ。
前の妻も７年間アル中だった。
家内の母親もずっとだ。
そんな二人をそばでみなきゃならなかったからな。
あのご主人な、勤めている頃は
仕事が大変やったけ、ストレスを酒でまぎらわせて
奥さんにけっこう手をあげよったらしい。
だけ、いま奥さんから冷たくされてな。
奥さんは毎日朝から出かけてしまって
ご主人はほったらかされとるけ。
それにもうご主人のほうが病気もして、弱ってきたけな。
なおさらこたえるよな。
そやけ、奥さんへの愚痴をきいてやりよる。
ご主人も大変な仕事やったけですな、
ようわかりますよっちいうてな。
けど、おれは言うんよ。
「そやけど
やっぱあ、奥さんがおったけですな
ご主人も仕事できたし、可愛いお孫さんが
おられるんやないですか。
わたしも以前は、
自分が気に入らんからっちいうて
女房を怒鳴って
ここから出ていけーっちいいよったですもんね。
ひどいことも結構いいよったですよ。
しかし、今は私は自分の子どもが可愛いでたまらんとです。
子どもの顔見たら
こんな自分でも子どもを授かってありがたいっち
素直におもえるとですよ。
そしてね、いろいろ言うたって
子どもは母親が大好きなんですよ。
子どものこと思うたら
母親にはいつも明るく元気でいてもらわんと
いかんとおもいますしねぇ。
自分もこれから年とっていって
やっぱあ家内には元気でおってほしいとですよ。
そやけどね、
家内はかなり傷ついとるですよ。
ご主人の奥さんだって
ものすご傷ついとるんですよ。
謝ったらいい。
あやまるしかないでしょうが。
すまんやった。
すまんやったちいうて。
奥さん、出ていかんで
毎日夕方には帰ってくるんでしょうが。
いいやないですか。
見捨てられとらんですけ」
夫はお隣のご主人に言ったままを
私に話してくれた。
「奥さんだって
ご主人がすまんやっったち
あやまってくれたら
それだけで、もういいよと思うとおもうんやがなあ。
長年、つれそうとる夫婦やけ
そういうもんやろう、なあ」
ああ、これは私への夫の気持ちだよな。
そう思った。
話しききながら泣いたよ私。
お父さんがそんなふうに思うようになってくれるなんてね。
ほんとよかった。
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