毎日順調にアルバイトに行けていたが

なんとなく

やっぱり、いつか、

ひと山

乗り越えなきゃならないってときが
くるだろうなー

という感じはあった。


ひと月ぐらいしてからだったかなあ。

朝、ふいに


「俺、今日きついけバイト休むけ」


なんとなーく気だるそうに暗いトーン。


きたー!
きたよ、きたよー。


なんていうか、くせになってるっていうか
うまくいえないが、
いつも、いよいよここが踏ん張りどころ、ってところで踏ん張れないっていうか。

何事にも どうもそんな傾向があるように思うわけ。

だから、今回もいつかくるなー、と。

いままでだったら
また?!ってカチンときて長男をけなす言葉を言ってしまうのが、

私の悪い習性。


だけど、もう、同じ過ちを繰り返してはいけないと

長男にどんな言葉を どんなふうにかけたらいいのか、

私の頭の中は

ガーっと音をたててぐるぐる回転してた。

なんて言えばいい??
なんて言えば??

長男を一人の人格として
彼の自尊心を傷つけることなく
私は長男にどういうふうに
言葉をかけたらいいのか?

わたしが一つ言葉をまちがえただけで
今までの彼の頑張りを
無駄にしてしまうような気がして。
せっかく頑張っている長男のやる気がなくなってしまうようなことを言ってはいけない、と。


今まで私は、そんなつもりはなくても
彼のやる気をそいでしまうようなことばかり言っていたから。


できるだけ、平常心で 穏やかに。

「どこか具合でも悪いと?」

長男は何か答えたが、忘れてしまったが、
特別どこがどうとかではなく
ただ、気持ちが乗らないというか、そんな感じだったと思う。
ちょっと心の緊張がとれる頃だろうか。

実はこの時、私はなんて言ったか細かく覚えてない。

それほど私は長男へ接する態度のことで
緊張していた。

本当に せっかくアルバイトにできるようになったのに、また続けることができなくなることだけは、ほんとうに嫌だった。






















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