先日、これを書くにあたり 長男に確認してみた。

「あのとき、管理人さんは郵便局に行ったらバイト募集中の張り紙があったから、それをみてあんたにって思ったらしいね」

すると長男は「えーっ?あのときは確か、宅急便の兄ちゃんが配達きたときに、バイトとか募集してないか聞いたみたいよ」


それを聞いて私が、えーっ?ですがな。



まあ、そんなことどうでもいいですが。


たしか、あのときはメール便というのは
宅配便会社が独自にはやってなくて、郵便局からの外注みたいなスタンスで始まったんじゃなかったかなあ?

だから、郵便局で、宅配便会社がバイト募集してても変に思わなかったような気もするけど、私の認識が間違ってるのかも。

何はともあれ、あの時は管理人さんがほんとうによく世話をしてくださった。

「私が長男くんはいい子やから絶対大丈夫、って押してるからね!」

って言ってくれもした。

ほんと、付き合いとか全然なかったのに
それなのにね。

どちらかといえぱ、迷惑ばかりかけてたのに。

長男が小学校の1年のときか、2年のときか、
はしっこのに住んでいたKさんの部屋の横の通路で電話帳が少し燃やされていた残骸がみつかったことがあってさ、
驚いたKさんは、気味も悪いしで消防署に相談したらしい。

4階建ての4階だったし、向かいは花屋でアパートの前面は全部 花屋の庭に面していた。その庭は大きな木、小さな木、草花とかごちゃごちゃ生えていて うっそうとしていた。
だから、電話帳のページをちぎって火をつけて燃やしていたみたいだから、それが風に飛ばされて、そういうところに落ちて火事にならなくてよかったですが、気をつけてくださいと言われたそうだ。

Kさんは、どうしたもんかと考えたに違いない。
たぶん、うちの長男がそれをやったと
そう思えることがあったんじゃないかと思う。
たまたま、横の通路から出てきた、とかなんか、あれっ?と思うことがあったんじゃないかとおもうのだが、
当時の私の職場までわざわざ たずねてきた。
なので、ことの次第をきいたわけ。

あの頃の長男のジャンバーの袖口は
自分で噛んでボロボロになってた。

何となくだけど、長男かもしれないなと
そんな気がした。


そんなことしか、お隣のKさんとは関わりがないのだが
あの頃から なんとなく 気になっていた、というか、気にしてくれていたのかもしれない。

今の時代は、近所付き合いなんて
煩わしいだけで 何のいいこともない、みたいな考え方が主流になってしまったけど
、私は、いや私も長男も私の家族みんな 赤の他人のお隣さんから救ってもらった。


たしかに、他人と関われば面倒なこともいっぱいあるよ、
でも、人は決して一人では生きられないのだ。

いいこともあるけど、イヤなことや面倒なことや、煩わしいことやそんなことは必ずついてくる。
ワンセットになってるんだな、これが。

これは、生きてる以上 受け入れるしかないと思う。


夫婦という単位が
他人との関わりでいちばん身近だけど、
ほんとは、いちばん大切にしなくてはいけない関係なんじゃないかと
最近思うようになった。

でも、いちばん大変なんだー。















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