とにかく、父親もなんだか普通ではなさそうだし、母親もかなり気の強い人で、夫婦としてあまりしっくりとはいってなかったに違いない。



夫が母親のお腹にいるときから 母親のイライラとかストレスとかかなり受けていただろう。



もともとナイーブな性格な上に、そういった生まれた時からの環境も原因となって、夫はいつもいつも不安感をかかえて生きていたに違いない。



叔母に預けられてからはもっと悲惨だった。



夫はいつも痩せこけて青白い顔をしていたそうだ。



叔母の子供達からもイジメられていた。



冬の寒い中、布団から追い出され冷たい土間に寝かされた とか。



叔母からも「おまえはいらん子」と いつも言われていたようだ。



はぁ…こんなふうに育ったら まともな人格になるほうが難しいよね~。



かなり長く叔母のところへ預けられていたようだ。



預けられていた理由は、母親の仕事だけでなく、一時期母親は結核と診断され 隔離病棟へ一年以上入院していた。



ところが、これも後になって誤診とわかるようだが、母親は夫にはそのことを最近まで言ってなかったみたい。



幼い子供なのに、なんて過酷な運命なのだろう…