この事故で私は車に乗ることをしばらく


やめようかと考えた。


車を手放してしまえば


夫側との関わりもなくなるし


維持費の出費もなくなって


わずかでも生活費にプラスになるだろう。


通勤や保育所の送り迎えは


父の使っていない古い自転車があるし。



父にその話をするとさっそく尋ねてくれた。


車の修理の見積もりを出してくれた工場が


その車を欲しいという事だった。


修理代が保険会社から振り込まれてきたが


車と交換で私は10万円弱のお金を手にした。


修理屋さんは中古など使って


安く修理して代車で使うとか言ってたらしい。


あの軽自動車はボロなのに


夫があの頃はまだ出始めのCDプレーヤーをつけていた。


まだ、小さいCDがあったころだ。


で、小さいCDを聞くためには


アダプターをつけて聞かなくてはいけなかったのに


つけないで入れてしまった。


修理に出すこともせずそのままつけていたが


あれも一応、修理さえすれば


りっぱに中古で売れるから


それがよかったのかもと思う。



私の事故は、それと同時に


別の二つの事柄にも影響した。


ひとつは


夫の再婚話が


私の復縁する気はない、という意思確認で


具体的になっていったのだろうということ。


10月に子供と会わなかったのも


こっちの理由でそうなったのは事実だけども


それもむこうにとっては、これ幸いだったのだ。


その証拠にそれ以降、子供に会いたいと


一度の連絡もなかったのだから。



そしてもうひとつは


私がお水の道へ踏み込もうとしていたことを


止めざるおえなかったということだ。