遅い時間の電車は、いろんなひとがいる。



自分のおでこをずっと叩いてるオヤジ。

知らないひとにもたれて眠るオネーサン。

つんのめってイビキかくサラリーマン。

そんな人を見てデッサンしてるヤツ。

たまらずベンチに横になる学生。

愛を確かめ合う若いカップル。

瞬きもせず広告を読むオバチャン。



みんな愛しき酔っ払い。





そんな中にいるアタシは、どう映ってるんだろうね。



そんな中にいるアタシもただのひとつの動物だ。