父が亡くなった後、
実家で過ごす中で、思いがけないものに出会いました。
知らないおじさんが、いました。
断捨離®界では、
以前は使っていたのに、月日が経ち、
その存在すら忘れてしまったモノを
「知らないおじさん」と呼びます。
(ちなみに「お節介おばさん」もいます)
その「知らないおじさん」は、
実家に置きっぱなしになっていた黒紋付でした。
呉服店のサラリーマンだった父は、
私の結婚が決まったとき、
紋の入った黒の着物を用意してくれていました。
けれど私は、
自分一人では着られないから、と
実家に置いておいてほしいと頼んだそうです。
そのことを、私はまったく覚えてなく、
ただただ驚き…ショックでした。
母に
「そういえば、江利子の黒紋付もあるのよ」
と言われ、私は言葉を失いました。
「そういえば、って言ったよね。お母さんも着物ことを忘れてたでしょう?」
思わず、そんな言葉が出てしまいました。
父の葬儀の、わずか4日前。
父の気持ちを思うと、胸の奥がざわつき、
母とも言い合いになりました。
袋に入ったままの黒紋付。
父の葬儀で着なければ、この先、いつ誰が着るのだろう。
父は、自分の葬儀で娘がこの着物を着る姿を想像して購入したのだろうか。
紋が入っている以上、着られるのは、私か姉しかいません。
けれど姉は私より背が高く、サイズ的にも、この着物はやはり私のものでした。
葬儀まで4日。
準備できるのは、実質3日。間に合うのだろうか。
実は姉は、着付けを習っていて、成人式の着付けをするほどの腕前です。
私は姉に、「着せてほしい」とお願いしました。
まず着せてもらいました。
29年前の私と、今の私。
身幅は、もちろん違います。
調整しながら着せてもらいましたが、
今度は帯が結べません。
そんなに太ったのか、と一瞬思いましたが、
母の帯と比べると、20センチほど短い。
どうやら、私だけの問題ではなさそうです。
足袋と草履はインターネットで購入しました。
母の草履も、久しぶりに出してみると壊れていました。
29年、着ることもなく畳まれていた着物。
私は、時間をかけて、丁寧にアイロンをかけ折シワをとりました。
父の葬儀は、
火葬場の都合で、亡くなってから1週間後でした。
長いと思っていたその時間は、
着物を着るための準備の時間だったのかもしれません。
父が「着てほしい」と言っていたのかもしれません。
葬儀当日は、私は姉に着せてもらい、母は自分で着て、仕上げは姉に整えてもらいました。
父は何も語りません。
けれど、きっと、ご満悦だったのではないかと、
私は思います。
【今日の富士山】
今朝はベランダの手すりも凍ってます。
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